『エースコック MEGAニボ ど煮干し中華そば』エキスだけでなく粉砕してひたすら濃い煮干し味を追求した和風麺

ースコックが旨さのポイントをとことん高める新ブランドとしてスタートさせたのが「MEGA」シリーズ。その記念すべき第一弾となるのが『エースコック MEGAニボ ど煮干し中華そば』(94gうち麺70g・希望小売価格 税抜205円・2015年7月13日発売)だ。魚介系しょう油ラーメンの中でもひときわ人気の高い煮干しに注目して生み出された濃い口の一杯!

 

何しろ”ど”が付いているので煮干し度の高さは事前に覚悟。それに基本はポークベースのスープなので、あっさり済む可能性は殊の外少ない。パッケージも煮干で文字を描くほどの念の入りよう。煮干欲の強いラーメン党の人なら見逃せない存在感だ。

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フタをめくると猛烈な煮干し臭に襲われる。そしてタテ型カップ麺には珍しく後入れ液体スープが入っている。それを取り出すと角刃で仕上げたぶっとい油揚げめんが目に入る。油揚げタイプなのに湯戻し5分ということでもその強力さはわかるだろう。

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さて5分が経過し、後入れスープ投入。しょう油の風味が香り立つ和風タイプのスープ。かき混ぜるといい具合に麺の重みが伝わってくる。きっちりほぐしてまずはスープから味わう。

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なるほど、”ど”を付けて自らハードルを上げていて心配だったが、予想をきっちり上回る濃厚煮干し風味だ。ザラザラとした煮干しダシ特有のスープの舌触りもうれしい上に、イワシの旨味がたっぷり味わえる。濃いけれどハラワタはきっちり処理してあるのか、余計な苦味がないところがうれしい。ちなみに煮干しは抽出エキスだけでなく粉砕したパウダーまで含まれている。

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その煮干しを下支えするのがポークであり、昆布やホタテなどの魚介類の旨味。太い麺とともに口の中に運ばれてくると強烈なインパクトで圧倒されてしまった。かやくは細かくなって存在感の薄い鶏そぼろと歯応えはあるがやはり小さいサイズのメンマとネギ。明らかに煮干の主張が絶大なので、それらはあくまで脇役。

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太麺だけに、量はそんなに多くないはずなのに腹にたまる。煮干しを粉砕したジュースのようなスープのラーメンが好きな人ならとにかくおすすめ。これでもかと大量に使用された煮干しの味は、カップ麺のレベルを超えている。まさに食べるよりも”食らう”感の強い男気あふれる一杯だ。

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイト:エースコック MEGAニボ ど煮干し中華そば

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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