『RAIZIN(ライジン)』亀梨和也CMのコレって新商品なの? ショウガの辛み突き抜けるエナジー飲料!

梨和也出演のテレビCM、怒涛の大量出稿で注目を浴びている大正製薬のエナジードリンク『RAIZIN(ライジン)』(250ml・希望小売価格 税抜190円・2015年4月7日発売)。新発売という触れ込みだけど、あれ、どこかで見たようなデジャヴ!?

 

それもそのはず、今とは違うショート缶で2012年に謎の会社・ライジンジャパンから同様の製品は確かに発売されていた。色味もそっくり。その強烈なショウガ味でネット上で話題になり、謎の会社についても登録商標「RAIZIN」の出願人が大正製薬ということまで突き止められていたので、今回大正製薬から正式に発売になった、と考えるのが適切だろう。

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中身も大幅な変更は無い模様で、炭水化物が10.6g→10.7gと誤差レベルの変化、ナトリウムが21.1g→54.9gと2.6倍増している以外は、成分に変わりなし。原材料を見ると、旧製品はキレを出すためにチャ(茶)抽出物を入れていたけど、それが無くなっている。

味は、もう旧タイプを入手できないので記憶の域を出ないが、もっとショウガの風味は強烈だったような気がする。今回の発売を機に一般向けに刺激を弱めたということだろうか。

 

新しい『RAIZIN(ライジン)』の味わいは、強めの炭酸にショウガ特有の辛みが加わり、後味に強めの甘みが残るという構成。清涼飲料水ではお馴染み、コストダウン効果がある果糖ぶどう糖液糖の甘みはかなり際立っていて、好みの分かれるところ。思わずカロリーを二度見してしまうほど強力だが、100mlあたり44kcalと至って標準的な清涼飲料水のエネルギー量。普通のコカ・コーラが100ml当り45kcalなのでほぼ同じ。ダイエットドリンクと勘違いしなければ許容範囲内なはず。

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どちらにしろ薬効を期待できる成分はショウガ抽出物。体を温めたり殺菌・解熱・健胃などの薬効を持ち漢方薬にも欠かせないショウガなので、この製品の持ち味はそこに尽きる。もちろん医薬品ではないので効能書きは出来ないけれど。

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いわゆる本格派の、辛みの強いジンジャーエールの炭酸を増幅し、ぐんと甘くしたというのが『RAIZIN(ライジン)』の味わい。喉に炎症を起こしている時なら涙目になれるくらいのショウガ味はある。
グラスに注いでみるとビタミンB群特有の黄色い見た目。B群の内容はイノシトール、ナイアシン、ビタミンB2、ビタミンB6だが、速攻疲労回復の目的で飲むのなら、やはりカフェイン効果が主体となるだろう。

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記者はこうしたエナジードリンクの類の一番の効果は、プラシーボ(プラセボ/偽薬)効果だと思っている。たとえ偽薬だって効けばいいと思っている。結果的に効能を発揮すればオーライではないか。

その意味で翼を授けてくれると思いながら飲めばフワッとするし、ライダースジャケット姿の亀梨和也を想起しながら飲めば、体の中のエンジンが活性化するもの。従って亀梨和也ファンであればあるほどこの『RAIZIN(ライジン)』のエナジードリンクとしての効果は絶大になるはずだ。

オススメ度:(良い商品です)
公式サイト:RAIZIN(ライジン)

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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