自分で組立ててスマホ操作可能な『nanoblock motion チョロQ』登場! ナノブロックで好きな車を作れる!

年生誕35周年を迎える大人気玩具シリーズ「チョロQ」シリーズから、8ビット風のフォルムを再現出来た上、スマホ操作で走らせることもできる『nanoblock motion(ナノブロック・モーション)チョロQ』(希望小売価格 税抜3800円・2014年12月発売)が出た。

 

発売元はもちろん株式会社タカラトミーマーケティング(東京都中央区)。そもそもはグッと後ろに本体を引っ張って手を離すと走りだすという単機能ながら、その愛らしいフォルムとともに大人気を博してきた玩具「チョロQ」。そんなチョロQも35周年を迎えていろいろな進化を遂げて、新しい子どもたちに夢を与え続けている。

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そして今回紹介する『nanoblock motion チョロQ』は、ややオトナ向けの逸品だ。日本おもちゃ大賞2014 ハイターゲット・トイ部門 優秀賞を受賞した大人気商品。この商品の魅力は大きく分けて2つある。

まずその魅力の一つ目は、組み立て式だということ。
ナノブロックというミリ単位の極小ブロックを組み合わせて、自分の力で組み立てるというプラモデル要素があるのだ。同梱されているのは70ピース以上の細かなブロック。シャーシ部分は組み立ててあるが、それ以外は自分で組み立てる。そもそも商品名にもある「nanoblock(ナノブロック)」とは、株式会社カワダから発売されているこれまた人気商品。ダイヤブロックシリーズで有名なカワダが“世界最小ブロック”の触れ込みで2008年に発売したもので、今回はタカラトミーとのコラボ商品というわけだ。

このナノブロックを組むのがけっこう難しい。少なくとも大人の太い指では組み立てるのは至難の業。ピンセット必須と考えてもらいたい。さらにはブロック自体も子供用の大きなブロックのようにバチンバチンとはめるのではなく、そっと乗せていく感じ。これが難しい。あちらを組み立てているとこちらが崩れていくなどというジレンマを味わえる。

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実際問題はまりさえすればデザインは自由なので、自分の好きなフォルムを追求するというだけで、かなり長時間遊べる。既存のナノブロックとの互換性もあるから、ブロックを買い足すのももちろんアリだ。

一応今回は見本のとおり、説明書のとおりに組み立ててみたが、この難易度は対象年齢12才で簡単と表示されているのに苦労してしまった。説明書の全漢字にふりがなが振ってあるというのに、実際にはとてもむずかしいし、繊細。
とにかく説明書がけっこう大雑把なのだ。細かいところは自分で試行錯誤して組み立てるしかないのが、あえてなのかどうか知らないがハードルを上げている。

部品もまた小さい上に散らばりやすいので、白い広めのテーブルの上などで作業することをオススメする。

小一時間かけてやっと完成。おお、なんとも言えないこのフォルムは、ファミリーコンピュータ世代には涙のデザインではないだろうか。遠目で見ると何となく車、近くで見ると?というのは、まさに8ビット時代のファミコン画面そのもの。そういう意味でも40才オーバーの人は胸熱では?

今の子どもたちには酷な話になるだろうけど、このくらいの解像度からもののデザインを推測して楽しんでいた、そんな時代があったのだと(ドンキーコングのマリオはほとんどヒゲがあるかないかくらいしかわからなかったのだと)熱弁したくなるような仕上がりである。

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さてそんな愛着がほとばしってしまったところで、もうひとつの魅力へ。