ひもでお絵かき!『フィロタブレット』は新感覚のお絵かきボード

『フィロタブレット』は、紐のペンですらすら絵を描ける不思議なボード。イタリア玩具メーカーのおもちゃで、日本では株式会社ボーネルンドが輸入・販売をしている。
中に入っているものは、ボード、紐12本(ピンク、ブルー、イエロー、グリーン各3本)紐で絵を描くためのペン、ホワイトボード用のマーカーとホワイトボード消し、作品集(12例)、ボードスタンド。
繰り返し絵を描いたり、消したりできるものは他にもあるが、これは紐で描くというのがポイントだ。(イタリアのメーカーサイトでは、使われている紐は「シューズ用の紐」と紹介されている。)表面はマジックテープのようにひっかかりがあり、ペンタイプの容器に紐をセットすると、面白いようにボードにくっつき、自由な線を描くことが出来る。
準備は簡単。ペンに紐を通し、中に入れておく。
黒いボード面に、いつものように絵を描いていくだけ。
やり直したい時は紐を引っ張っれば、簡単に取り外せる。この時に、紐をまっすぐ上に(90度の角度で)引っ張るのがポイント。そうすると、魔法のようにスルッと取れるのだ。
遊んでみると、この紐で描く感覚が実に面白い。思っていた以上に、思い通りの線を描くことが出来るのだ! 角度をつけたり、カーブをつけたりも思いのままである。
ボードの表面は紐が引っかかるようにマジックテープのようになっているのだが、指で触れてもチクチクしたりはせず、手を傷つけることはない。
付属の脚をつければ、イーゼルのようにボードを斜めに固定できる。
裏面はホワイトボード(グリッドあり)になっており、マーカーで絵を描く。
こちらは定番であるが、ホワイトボードで描いた絵を紐で描いてみるなど、2面あることで色々な遊び方が出来るだろう。
作品例も紹介されているので、まずは真似して遊んでみるといいかもしれない。
こういうおもちゃは、子供の脳の発達にとても良い。手を動かす事やそこから伝わる感覚、視覚的な鮮やかさなどが想像力や芸術性を育んでくれる。現代では、小さな子供でもポータブルゲーム機を手に持ち、小さな画面を覗き込み、わき目も振らずにゲームに熱中する姿が当たり前になっている。そんな中で、手を動かし、体を動かしながら遊べるおもちゃはやはり良いものだなと感じた。クリスマスのプレゼントにもオススメである!
欲を言えば、紐1本あたりの長さがもっと長いと嬉しい。なにぶん描く感覚が面白いだけに、もっと長い線を引きたくなる! 物自体はまさに「シューズ用の紐」なので、別途購入しても普通に使えそうだ。
価格は3,700円(税別)。ボーネルンドオンラインショップ他、インターネット通販などを中心に販売中。
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公式サイトはこちら