『汁なしわかめラーメン ごま・ポン酢』は焼きそば製法で作る新感覚汁ナシ麺!氷を入れて食べるべし

エースコック株式会社(大阪府吹田市)から何と湯切りをしてから食べるという『汁なしわかめラーメン ごま・ポン酢』(106g/うち麺80g 希望小売価格・税抜170円 2014年6月23日より期間限定全国発売)が発売された。
正直どんな仕上がりになるか、全然予想できなかった。もちろんエースコックの「わかめラーメン」は定番中の定番だが、その汁を抜くというから驚き。
製法はカップ焼きそば独特の湯切りタイプ。
通常の油揚げめんに、かやく(わかめのみ)をあけて、熱湯で3分。むせかえるほどの強烈なわかめ臭が立ち上る。
そして湯切り。最近のカップ焼きそばで採用されていることの多い、温まると剥がれるタイプの湯切りシール。そこから湯を全部切った後、調味たれを混ぜてかき回す。そしてネギ科のハーブ・チャイブスをふりかける。
ポン酢の香りが目に染みるまま、湯気の立つそれを食べてみる…。うーん、これは何なのだろう。あまりおいしいと感じるものではない。熱々で酸っぱいところがよくわからない。
調理方法をよくよく読むと「お好みで氷を入れるとよりおいしく召し上がれます」とのことなので、2、3個試しに入れてかき回す。
そして食べてみるが、それでもどう味わっていいのか悩む。しかしそうして時間が3分ほど経ったら、とたんに冷えた部分からおいしくなってきた。
かき混ぜて、さらに氷2個追加。全体に冷たさが行き渡る。溶けた氷で酸っぱさもマイルドになり、わかめの磯臭さも抑えられてくる。
すると……、急においしくなった。麺に完全にスープがまとわりつき、冷えたことでごま油が麺をコーティング、魚介ダシが効果的に働きかけ旨みを出してくる。ゆず風味も爽やかだ。
これはもう、カッコ書きではなく、最初からここまでを調理方法として書いておいてほしかった。出来たての時点からは別物のおいしさで、これはシンプルなわかめ冷やし中華として食べるのが一番に感じた。
従って理想は3分待って湯切り、氷を入れてかき回してもう一度3分待つという手順を踏むことではないだろうか。そうすれば夏にピッタリの涼麺が出来上がる。
公式サイト:わかめラーメン ごま・ポン酢