『デルガード タイプER』大人気のデルガードがパワーアップ! キャップレス化消しゴムで時短可能に
受験シーズン到来。今では多くの私立大学でマークシート方式を導入しており、受験生のストレスを少しでも減らそうとマークシート用シャープペンシルまで発売されるほどだ。もしかすると世のほとんどの受験生が”折れない”シャープペンシル「デルガード」を持っているかもしれないが、その「デルガード」が『デルガード タイプER』になってパワーアップして帰ってきた!
消えない消しゴムと消えるキャップをどうにかしようと立ち上がった!?
従来のシャープペンシルと言えば、替え芯を挿入する部分に、小さく消すと紙が黒くなる消しにくい消しゴムとキャップがついていた。キャップは高い確率で紛失、また消しゴムが消しにくくて全く使わない人もいただろう。
そんな消えない消しゴムと消えるキャップをどうにかしようと立ち上がったゼブラが開発した『デルガード タイプER』(全6色・希望小売価格 税抜700円・2015年11月21日発売)が今話題を呼んでいる。
まずはそのデザイン。スタイリッシュで高級感が漂う。ラバーグリップ付きなので、長時間握っていても疲れにくくなっている。
以前おたナビでも紹介したように、「デルガード」の芯が折れない機能はそのままに、新機能「デルイレーサー機構」を搭載した!
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「デルイレーサー機構」を簡単に説明しよう。
シャープペンシルの向きを逆さにすると、頭から消しゴムが出てくる。
消しゴムはロックがかかり固定されるので、消すときに引っ込むことがなく、消し終わって本体の向きを元に戻すと、消しゴムが本体の中に収まるという仕組みになっている。
こうすることで何がうれしいかというと、消しゴムのキャップが必要なくなるということ。したがって、キャップを外す手間がかからない。
芯を補充するときも消しゴムホルダーの部分を外せばすぐに挿入口にアクセスできる。
消しゴムがすぐに使えるのはうれしいだろうが、肝心の消しゴムによる消えやすさについてはどうだろうか。
一般的なシャープペンシルに付属している消しゴムは硬く、無駄に紙を傷つける割に消えないという苦い経験が誰しも一度はあるだろう。
『デルガード タイプER』に付属している消しゴムは、品質が高いせいか少し柔らかい。
期待に胸をふくらまして消してみたが、普通の筆圧で書いた文字を消してみてもうっすら黒鉛が残ってしまった。しかし紙を傷つけることもないし、消しカスも出にくい。従来のものよりは消しやすくなっていると感じた。
だが、「デルガード」を愛用するということは、ある程度の筆圧の持主であることが予想される。特に受験の際、消し跡がきれいでなければマークミスと判定されてしまう。キャップレスで時短になったものの、消す時間が長くかかってしまう…となると結局時短ではなくなる。
ただ、従来の消しゴムよりははるかによく消えるのは間違いない。本当に時間がないときは使えそうだ。
受験シーズンに大活躍すること間違いなしの『デルガード タイプER』。「デルガード」ユーザーは買い替えを検討してみてもいいかもしれない。