入れて活躍! 出しても活躍! 高機能『KAKURI マルチギアコンテナ』を使ってみた

 

アウトドアグッズの収納に便利なギアコンテナ、あなたは何を基準に選んでいるだろうか。『KAKURI マルチギアコンテナ』は、抜群の収納力と収納以外でも扱いやすい高機能ソフトコンテナ。荷物を取り出した後も有効活用できる多機能タイプである。その使い勝手の良さをたしかめてみよう。

 

ものづくりの町「燕三条」の老舗大工道具メーカーが開発した高機能ソフトコンテナ

角利産業(新潟県)が運営する「KAKURI」は、1946年に創業したDIY・アウトドア商品の企画開発を行う企業。当初より続く本職用大工道具のノウハウを活かした幅広い道具づくりを通して、豊かな人生を提案するモノづくりを行なっている。

今回レビューする『KAKURI マルチギアコンテナ』(2色・約240×380×260mm・約1,230g・希望小売価格 税込6,980円・発売中)は、そんな道具たちを収納・運搬するためのコンテナ。しかし、ただの箱ではない。充実した収納能力と多様な使い方ができる高機能ソフトコンテナだ。

『KAKURI マルチギアコンテナ』は、とくにキャンプなどのアウトドアで使うペグやペグハンマーなどの小物収納に使いやすい工夫がされている。今回はそれぞれの特徴を紹介しつつ、その使い心地をレビューしよう。

 

使いやすさを考えた充実のポケット構造

内部の仕切り板は、短手方向の好きな位置で仕切れる可動タイプ(面ファスナー)。アイテムの大きさに合わせて調整できるのはもちろん、取り外せば長物も収納できる。強力にくっつくから多少重量のある物を入れてもぐちゃぐちゃになることもなさそうだ。

内部ボタン付きループに取っ手を通せばゴミ箱の完成。口が広くて捨てやすい

特徴的な機能で見逃せないのは、内側にある内部ボタン付きループ。収納時にバラバラになりやすいものを引っかけたりまとめられるほか、ゴミ袋を取り付ければ、現地でダストボックスとして有効活用できる。

風でゴミ袋が飛ばされたり穴が開いたり、意外と不便な思いをするのがゴミ箱問題。『KAKURI マルチギアコンテナ』なら、グッズを出したあとも活躍してくれる。ただし、容量は決して大きくないので一時的に使うのが良さそう。

チャック付きポケットやチャックなしポケットなど

ポケットは、天板裏メッシュポケット2箇所、外側前面ポケット3箇所(ジッパー付き×1、ジッパーなし×2)、サイドメッシュポケット1箇所の計6つ。天板裏メッシュポケットはジッパーが上下についていて、取り出しやすい工夫がされている。

上下どちらからでも取り出し可能な天板裏メッシュポケット

厚みがないので入れられるものは限られるが、中身が見えるしごちゃつきやすいアウトドアには重宝するだろう。

外側にはカラビナなどを引っ掛けられるループ付き。コップを引っ掛けたりペグなどの長物を差し込んだりするのにも大活躍。7箇所あるので、大人数のアウトドアでも活躍してくれるだろう。

 

コンパクトに収納可能。丈夫だから重ねてもOK

『KAKURI マルチギアコンテナ』は、ソフトコンテナとハードコンテナの良いところ取りをしているのも特徴の1つ。不要な時は折りたためるから、収納には場所をとらない。折り畳み時の厚みは実寸で約8cm。

同シリーズの「KAKURI マルチストレージボックス」がちょうど2つ入る。機能性を高めたいときにもぴったり

組み立ては1人で30秒程度。底部以外には全て補強板が入っているので、壊れにくく型崩れしない。中身が少なくても、きちんと自立してくれた。さすがにプラスチックほどの強度はないが、よほど乱暴に扱わなければ穴が開く心配もなさそうだ。この補強板のおかげで、ハードコンテナのように積み重ねられるのもうれしいポイント。

『KAKURI マルチギアコンテナ』は、ブラックとキャメルの2色展開。男女問わず、手に持って運ぶにもちょうどいいサイズ感なので、機能性以外にもしっくりくる使いやすさを実感できるはずだ。

 

同社ECサイト「角の道具屋」ほかで発売中。

 

公式サイトはこちら

記者

アバター画像

森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

この記者の記事一覧

photo by 尹 哲郎/Official images 

トラックバック