【使いくらべ】舌ブラシ/クリーナー3選『NONIO 舌クリーナー』『クリアデント タンクリーナー』『舌みがきスムーザーW-1』はどう違う?

舌も磨けばぴっかぴか

 

しょっちゅう歯を磨いていても口臭が収まらないとしたら、舌苔(ぜったい)がたまっているのかも。そんな舌のクリーニングに最適な「舌ブラシ/クリーナー3選」。代表的な『NONIO 舌クリーナー』『クリアデント タンクリーナー』『舌みがきスムーザーW-1』の特徴を、使い比べて確認してみた。

 

舌のコケをとる舌ブラシ/クリーナーにも、いろいろな方式がある!

雑菌の巣窟になりがちな舌のコケ、いわゆる舌苔をお掃除する舌専用クリーナー。ただ使われている素材も、使用感も、除去方法もそれぞれ違うので、各代表製品の使い心地をくらべていこう。

 

 

【ブラシタイプ】『NONIO 舌クリーナー』
ブラシで浮かせて、スクレーバーでかきとる!

口臭化学から生まれたNONIOブランド、その舌ブラシが、ライオン(東京都)『NONIO 舌クリーナー』(1本入・実勢価格 税込272円・発売中)だ。歯ブラシに近いナイロン毛を使用したブラシが特徴。ブラシ式は舌を磨いている感覚があるが、意外と汚れが取れていないことがあり、やり過ぎて舌が痛くなることもある。その点この『NONIO 舌クリーナー』のブラシは、汚れを浮かせる役割が中心で、その後に上部についているラバー・スクレーバーでかき取っていくという二段階のクリーニングを実現する、進化型ブラシ製品である。

最初は使い方に戸惑ったものの、ラバーでかき取る感覚はけっこう楽しかった。カラーはブルーとピンクの2種類展開。日本製。

 

 

【イボイボタイプ】『クリアデント タンクリーナー』
シンプルな見た目で驚くほどの汚れ除去力!

 

大正6年創業の「つまようじ」製造業に端を発するオーラルケア用品の専門メーカー、広栄社(大阪府)による『クリアデント タンクリーナー』(1本入・実勢価格 税込550円・発売中)。ブラシというには短いエラストマー樹脂のイボイボ、その上にさりげなくスキージーが備わっているのだが、初対面の時は頼りなく見えていた。

 

ところが実際に使ってみると、痛さなどの不快感が一切ない。それなのに驚くほどのコケがかき取れて、すっかり見直した。こんなシンプル構造でいいなんて…。あらためて眺めるとすべて計算ずくの職人技なのかも知れないと感心してしまった。

 

しかもシンプルでくぼみや布地がないため、使用後の洗浄が楽なのもポイントが高い。カラーはブルーとピンクの2種類展開。日本製。特許取得済。

 

 

【布タイプ】『舌みがきスムーザーW-1』
ナイロン毛でやさしくえずきにくい!

 

ブラシタイプとともに舌ブラシ登場初期から存在する、ソフトな布でやさしく汚れを除去するタイプ。口内環境が良くなかったり、深酒などの生活習慣の問題で、歯ブラシを口に入れるとオエッとしてしまう人にもやさしいのが特徴だ。SHIKIEN(東京都)『舌みがきスムーザーW-1(ダブルワン)』(355ml缶・実勢価格 税込508円・発売中)もソフトな特殊ナイロン毛を使用して、ひたすらやさしく舌の面倒を見てくれる。

一番やさしい使い心地で、なるほどこれならえづきにくいと思う。凸面を舌の表面に当て、凹面は舌の側面に当てて使うというルールを理解するのに少し時間がかかったが、コツをつかむと納得。舌側面に使うと、これで合ってるのかな? と思うくらいのやさしさ。

カラーはブルー、グリーン、オレンジ、ピンクの4種類展開。新潟大学大学院医歯学総合研究所(摂食・嚥下リハビリテーション学分野)との共同開発製品。国内特許取得済なだけでなく、国際特許も申請済。日本製。

入手はどれも全国のドラッグストアやネット通販などで可能だ。

 

記者

アバター画像

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

この記者の記事一覧

photo by 尹 哲郎

トラックバック