エビで作った謎肉? 『カップヌードル シーフードヌードル ガーリックシュリンプ味』はまさに珍種のふわふわ感

もはや謎ではないんだけど、謎肉

 

謎肉が珍種謎肉として前面に出た『カップヌードル シーフードヌードル ガーリックシュリンプ味』。そもそも正体が大豆肉主体と明かされたいま、謎肉と呼び続けるのもどうかと思うが、本家が呼ぶのだから仕方がない。今回は大豆と魚肉をエビ風味で仕上げたものだという。

 

とろけるエビの食感が摩訶不思議。プリプリしてないから何とも珍味! いつものエビを入れてくれという気持ちも…

ベースとなっているのはハワイB級グルメのガーリックシュリンプといつもの海鮮味が美味しいシーフードヌードル。そこにたまご、ガーリック、ネギとともにかやくとして投入されたのが珍種謎肉のエビ謎肉だ。

もはや肉でもない。そもそも謎肉は大豆肉。魚肉も加わっているそうだが、そのラインナップでどれほどエビ感を再現できるのか、疑惑の念を禁じ得ない。

それが日清食品『カップヌードル シーフードヌードル ガーリックシュリンプ味』(72gうち麺60g・希望小売価格 税抜180円・2018年7月16日発売)。とにかく食べてみよう。

湯入れは3分。いつものつるみのあるカップヌードル油揚げ麺。熱湯を入れている間にもニンニク臭がほとばしり出す、結構攻撃的なタイプだ。

仕上がってみると、ダイス状の紅白カラーエビ謎肉が点々と散った見た目に。またしても強烈なにんにく臭に鼻を突かれる。とにかくそのエビ謎肉を食べてみよう。何よりも先に。

 

 

食べて驚いたのは、ふわっ、フニャッとした食感。エビをアピールするからにはプリプリなのかと思ったら、かなり柔らかい食感。食べている最中はあまり感じないが、飲み込むと確かにエビ感がある。正直……、珍味だ。しかもかすかに大豆のえぐみさえ感じる。

いやもちろん美味しいんだけれども、エビかと言われると謎としか言いようがない。麺と一緒に食べると、知らず知らずのうちにエビの味もしてくるのが不思議。スープは濃厚ミルキーな海鮮味にガーリックのパンチが効いていて、普通に美味しい。

でも完成度の高い本家「シーフードヌードル」に比べると、あくまで変わり種。それが非常にバランスの良い海鮮味でまとめられているのがよくわかる。つまりこの『カップヌードル シーフードヌードル ガーリックシュリンプ味』はニンニクと一緒にエビ味が和を崩している印象。レモン風味を加えてまとめようとしているが、そこまでまとまってない。だいたい普通にいつもカップヌードルシリーズの具材にエビは存在するわけで、それを増やしてくれたほうがうれしかったかもしれない。

 

 

でもさすが日清食品、美味しい範囲にきっちりまとめてくれているので、気になる人は一度食べてみるべき。入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。

 

 

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記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎

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