謹賀新年! 『日清のどん兵衛 年明けうどん』年越しそばを食べて年を越したら今度は近年広まった年明けうどん!

おめでたい気分こそ最高のスパイスだ!

 

あけましておめでとうございます。年越しそばを食べて年を越したら今度は近年広まった『日清のどん兵衛 年明けうどん』の出番だ。そんなの知らない! という人も、一年に一度の縁起物なので、ぜひ祝賀ムードに酔いしれながら味わってみたい!

紅白の見た目で長寿を祈る縁起物”年明けうどん”とは何なのか?

年越しそばを知らない人は日本人ならほぼいないだろうが、年明けうどんとなると微妙。近年急激に広まっている習慣だが、それって一体何? と思っている人も少なくないはずだ。それもそのはず、この年明けうどんは、白いうどんに紅いトッピングを添え、元旦から1月15日までに食べることでその年の幸福を祈るといっても、昔からの風習ではない。

香川県のさぬきうどんの業界団体が近年提唱し始めたものなので、知らなくても何ら恥ずかしい事はないのだ。いわばPR戦略。そうした宣伝戦略に惑わされてたまるかという人もいるかもしれないが、江戸時代に夏場が暇だと嘆いていたうなぎ店のキャンペーンとして始まった土用の丑の日、製菓会社によるバレンタイン/ホワイトデーなど、そうしたPRでも定着したものが結構あるので、新年な事だし、乗っかってみてもいいかと思う。

キツネが挨拶しているが、油揚げは入っていない。

 

ちなみにもともと白くて長いうどんは、長寿の食べ物というこじつけは昔からあったので、まんざら根拠がないわけでもない。だいたい何でもそうしたこじつけやダジャレでできているのが縁起物なので、ここは一つ大人になろう。

日清食品『日清のどん兵衛 年明けうどん』(81gうち麺66g・希望小売価格 税抜180円・2017年12月18日発売)は、おなじみのどん兵衛の白いうどん麺に赤い梅干しをのせて紅白にした年明けうどん。ついでによろこんぶというダジャレ由来の昆布、寿の文字をプリントした半円形のかまぼこも入る。他にたまご、ネギも入っているが、こちらは理由なし。

驚いたのは、フリーズドライでなく通常の大粒梅干しが丸ごと添付されているところ。さて、味わいよりも紅白の色味、味わいよりも縁起という縛りで生まれた『日清のどん兵衛 年明けうどん』はどんな味わいなのか。

湯入れからの待機時間は5分。梅干しは後入れ。時間が経ってフタをめくると彩り明るいうどんが表れた。確かに賀正感はある。袋から取り出した梅干しをぽちゃん。完成だ。つゆは薄口の関西風。では一口食べてみよう。

すっきりとした味わいが新年の清々しさ。梅干しと昆布はやたらお茶漬け方向に持っていこうとするが、麺を食べるとお馴染みのどん兵衛スタイルのみずみずしいうどん。本当にあっさり。物足りないくらいすっきり。縁起物だがら味を問うたらいけないんだろうが、ちょっとパンチに欠けるさみしい感じ。

でもお正月のムードの中だったら、きっと美味しく感じると思うので、テレビの常にテンションの高い正月特番にうんざりしつつ、長寿気分で食べていこう。今年もよろしくお願いします!

 

 

オススメ度:(良い商品です)
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記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎

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