『ルーツ アロマブラック』JTの飲料事業撤退で姿を消した缶コーヒーの名門ブランドがファン待望の復活!

1996年から昨年まで日本たばこ産業(JT)が販売していた缶コーヒーブランド「ルーツ(Roots)」。JTの飲料事業撤退とともに2015年9月をもってシーンから消えていたが、この度サントリーから見事復活。新生『ルーツ アロマブラック』を飲んでみた。

すっきりとした味わいに豊かな香り、ルーツのアイデンティティ、ここにあり!

JTの飲料事業撤退で話題になった「桃の天然水」と「ルーツ」の消滅。昭和の時代の休憩は、缶コーヒーとタバコが付き物だっただけに「ルーツ」とタバコでJT尽くしという光景も珍しくなかった。元々はこれまた昭和の喫茶店を支えたKEY COFFEE(キーコーヒー)との共同展開だった。

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その味わいの特徴といえば、やはりすっきりとした飲み口と香りの良さだろう。特にリキャップ可能な広口ボトルの「アロマブラック」は香りの良さが抜群で、ファンが多かった。

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そんな「ルーツ」が一年間のご無沙汰を経て、「桃の天然水」とともにサントリーから帰ってきた。ただ『ルーツ アロマブラック』(285g・希望小売価格 税抜110円・発売中)の一品種だけだが。

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それもセブン&アイグループ限定。仕方ない、サントリーには名門ブランドの「ボス(BOSS)」がある。もちろんブラック缶はボスにも存在する訳だから、この英断は大歓迎するべき。

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実際に飲んでみると、やはりこのキレは思い出す。そうだ、ルーツはこの味だ。そして香る爽やかなコーヒーの香り。必要以上に苦くなく、かといって薄くないし、コクもある。改めて『ルーツ アロマブラック』を飲んで、その完成度の高さに驚いてしまった。

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まあ、香料も乳化剤も入っているので、100%ナチュラルなコーヒーという訳ではないのだけれど、缶コーヒーとしての味わいでは文句なしにトップクラス。

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また消えてしまいませんように、と天に祈りたい気がした。

 

オススメ度:(絶対におすすめ)
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記者

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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