『日清 THE NOODLE TOKYO Due Italian 特製らぁ麺フロマージュ』女性に人気のモテ系ラーメンを食べてみた!
ラーメンではなくて”らぁ麺”、イタリアンの要素を大胆に導入した女性に大人気の東京・市ヶ谷の新機軸ラーメン店「Due Italian(ドゥエイタリアン)」のチーズ感あふれるメニューが日清食品『日清 THE NOODLE TOKYO Due Italian 特製らぁ麺フロマージュ』(100gうち麺80g・希望小売価格 税抜205円・2015年10月26日発売)となって登場。さて気になるお味の方は?
イタリア料理のシェフ出身のラーメンならぬ”らぁ麺”を生み出すチャレンジャー・石塚和生の展開するラーメン店が「Due Italian」。一番の有名メニューはカップ麺化もされた「黄金の塩らぁ麺」で、イタリアンの美味しさをラーメンスタイルに落とし込んだ味わいはファンの8割を女性が占めるというから驚き。まさにモテ系ラーメン。
今回はそんな同店の人気メニューの中から「らぁ麺フロマージュ」がカップ麺化。鶏がらベースの塩スープに導入されているのはチェダーチーズにゴルゴンゾーラチーズというチーズの中でも本格的な品種。果たして美味しく食べられるのだろうか。
不安に思った要因はずばりゴルゴンゾーラである。青カビ系チーズとしてその癖の強さは有名なものであり、記者もハチミツと合わせたピザなどでは美味しく食べられるのだが、単体ではまったく受け付けない。それがラーメンに投入されるなんて信じられないというのが正直なところ。
戦々恐々としながらフタをめくる。香りはチーズ入りのポタージュスープの香り。ラーメン要素は非常に少ない。カップスープ系統の香りだ。使用しているのは油揚げ麺でストレートタイプ。湯入れ5分でがっちり蒸らす大作系。
お湯を入れても漂ってくるのはポタージュ風味。調理終了後、フタに貼付してあった特製オイルを追加するのだが、これまた鶏油(チーユ)とは言うものの香味野菜が香りたち、一向にラーメン感がない。具材は蒸し鶏、ニンジン、ネギまでは普通、そこにチェダーチーズのブロックが乗る。
おや、ゴルゴンゾーラは? と疑問に思うが、どうやらスープに入っているらしい。ほっとしたようなしないような。そんなスープを一口飲んでみる。うん、とてもマイルドだ。やはり味わいの方も濃厚なチキンポタージュにさらにゴルゴンゾーラチーズでコクを出している模様。懸念していた風味はきっちり抑えられており、言われなければゴルゴンゾーラとは気づかないのではないか。
まったりとろーんとしたスープの飲み心地は鼻をつまんで飲めば家系ラーメンと言われても納得しそうな濃厚ぶり。深みのある味わいが実に美味しい。
さて麺である。5分間調理後だと柔らかめの舌触り。フワッとした食感が主になり、チーズスープとの相性はなかなかに良いように思えた。ただ食べ続けるとその柔らかさは少々物足りなさを感じてしまうのも確か。掻き込むような食べ方には向いていない。
そんな中唐突に登場してくる蒸した鶏ささみに驚いたり、チェダーチーズの濃厚さに舌鼓を打ったり。どちらにしろズズッとすするというよりもソーッと食べて癒しを感じるタイプの温朝食を謳うカップスープの印象。
多分これはラーメンだと思って食べるものではないのだろう。もちろんフォーなどのラーメン以外の麺類も流行っている昨今なので、そういう美味しさが好きな人にはぴったりくるはず。ワイン片手にゆっくり味わうような、通常のラーメンでは考えられないシチュエーションに対応できる新感覚。女性に人気というのがすごくよくわかった気がする。