『カルビー フルグラ(カップタイプ)』大ブームのフルグラがじゃがりこ型カップにミルクを注ぐお手軽系に変身

下、米・パンに次ぐ第3の朝食として確固たる地位を築いたシリアル。その中でも近年大ヒットとなったのが、カルビーの「フルグラ」。欧米では定番でありつつ日本ではヒットしていなかったグラノーラを普及させるのに一役買った。すでに袋入りで大人気のそれが便利すぎるカップタイプに! 『カルビー フルグラ(カップタイプ)』(50g・希望小売価格 税抜108円・2015年8月発売※セブン-イレブン限定)は単純だが画期的に手軽にシリアル朝食を充実させることができる。

 

忙しい朝、手軽に朝食を済ませたい時にパンに次いで選ばれがちなシリアル。しかし皿を使う→汚れるという洗い物発生というデメリットがあった。しかも適当に置いておいて乾燥してしまうとシリアルが皿にこびりつき、これを落とすのも一苦労…。

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「フルグラ」は確かに美味しいしブームを呼んでいるが、そうした面倒は解消されていなかった。そこにこの「じゃがりこ?」と思わざるをえない小型のカップに入った『カルビー フルグラ(カップタイプ)』が登場。大したことのない進化のようにみえるかもしれないが、洗い物苦から脱却できる画期的商品だと断言したい。これなら夜間の小腹にも洗い物苦を発生させずに対応できる。素晴らしい。

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ちなみにこの「フルグラ」のカップタイプは以前にも登場済みだったのだが、いつの間にか市場から消えていた。それが再び近年の大ブームに乗じてか、セブン-イレブン限定ながら再発売となった。

シリアルと一口に言っても、その健康効果には大きな違いがある。一番ポピュラーなコーンフレークは炭水化物=糖質そのものであり、砂糖やチョコレートをまぶしていたりするものは、限りなく菓子に近く、子どもは喜ぶかもしれないが健康意識の高い大人やダイエッターにとっては朝食としてはどうにもこうにも意識的に摂取したくなるタイプの食品ではなかった。

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健康志向を高めると自然とシリアルはブランや玄米フレークなどの方向に振れるのだが、今度は味の面でコーンフレークの美味しさには遠く及ばないというジレンマがあった。そんな時、欧米では珍しくも何とも無いグラノーラが1980年代末になって日本に上陸。しかしそのボソボソっとした食感に、やはりあまり普及はしなかった。

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この「フルグラ」にしても、本来は1991年に「フルーツグラノーラ」として発売になっていたものの進化系だ。ただ当時は水溶性食物繊維が豊富でダイエット食にもなる優秀な食材と思ってはいても、いかんせん味の面で敬遠していく人が多かった。それが度重なるドライフルーツの変更や味の改善とともに2011年に愛称だった「フルグラ」を商品名にして2012年には大ヒット商品となったのがこの「フルグラ」。苦節20年の苦労シリアルなのである、実は。

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そして今回、唯一の弱点であった洗い物苦を解除したのが『カルビー フルグラ(カップタイプ)』。量的にも罪深くない50gというのが心憎い。カロリーも223kcal(糖質31.6g)と程よいレベル。ただ食物繊維に加えて鉄分やビタミンも豊富なので、ヘルスコンシャス的にはかなりポイントの高い食品。

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食べ方はフタをペロリとめくって牛乳を入れるか、ヨーグルトを投入して、混ぜて食べる。グラノーラとはオーツ麦、ライ麦、玄米などの穀物を香ばしく焼き上げたもの。砂糖で軽く甘味付けもしてあるが、あくまで大人のほんのりスイートレベル。ただ穀物本来の甘味や、ココナッツやドライフルーツのパパイヤ、レーズン、リンゴ、いちごの甘みもあるので実に美味しい。

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食感はカルビー開発部の苦労の賜物で仕上がったザクザクの好食感。まあ牛乳(豆乳の方が健康的か)やヨーグルトは用意しておかなければならないが、この気軽さは一度味わうと袋タイプに戻りたくなくなるくらい楽ちんである。

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ヘルシーで美味しくて手軽でダイエットにもなるし、洗い物も発生しない(スプーンは除く)。この『カルビー フルグラ(カップタイプ)』に弱点は見当たらない!

オススメ度:(絶対におすすめ)
公式サイト:カルビー フルグラ(カップタイプ)

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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