『ウナコーワークールパンチ』局所麻酔薬リドカイン倍増で痒み伝達そのものをブロックする最強の痒み止め誕生!
そろそろ蚊の舞う季節。だが今年の夏は安心して過ごせそうだ。興和株式会社(コーワ)から最強クラスの「かゆみ止め」が登場した。
痒みそのものをブロックする成分を倍増させた『ウナコーワークールパンチ』(30ml・希望小売価格 税抜580円・2015年4月1日発売)である。
気が狂いそうになる痒みを瞬時に抑える、これぞまさに真夏の夜の救世主である。昨年までの痒み止めといえば、腫れや赤みを鎮める抗炎症成分がフィーチャリングされていた。ウナ・シリーズもステロイド成分であるPVAや酢酸デキサメタゾンを配合した「ウナコーワエースL」「ウナコーワα」などがその方向性の商品だったし、ライバルの池田模範堂のムヒ・シリーズもPVA配合の「液体ムヒアルファEX」を中心に、炎症を鎮めることを主目的に商品展開をしてきた。
実際問題、虫刺されで痒くなったとしても、仏陀の心境で掻かずに痒み止めをスーッと数回塗れば、大抵の痒みはさほど盛り上がることなく収まっていく。しかし就寝時の無意識などで掻こうとせずに掻いてしまった場合は大変だ。痒み信号は嵐のように襲いかかり、神経を攻撃してくる。
そもそも痒みとは、痛みのライトな状態なのだ。痒み神経というのは存在しない。痛みが軽い時に人間は痒いと感じるのである。つまり痒み制御をできる成分は痛み止めと同じなのである。
そこで登場するのが、局所麻酔薬であるリドカイン(キシロカイン)。全身麻酔を必要としない簡単な手術や歯科で使われる麻酔だ。今回登場した『ウナコーワークールパンチ』の何がすごいって、これを従来製品(新ウナコーワクール)の2倍、10.0mgを配合していることだ。
記者は痒み止めをセレクトする時、以前からこのリドカインの含有量を指標にしていた。もちろん炎症を収めることも重要だとはわかっている。がしかし、なるべく瞬時に痒みを止めるというのが痒み止めの本来の役割だと思うのだ。つまり炎症を収めて結果的に痒みが収まるというのんびりした対処法は取りたくない。望むはただひとつ、一刻も早い痒みからの脱却。記者としてはなぜリドカインを増量した製品がないのか、疑問に思っていたところだ。
その意味で、局所麻酔剤リドカインという痒みそのものの伝達をとめる成分を倍増させたこの『ウナコーワークールパンチ』の発表には狂喜乱舞してしまった。
さらにご丁寧なことにこの『ウナコーワークールパンチ』は患部を冷やすことでも痒みはごまかされるという実体に即して、冷感成分のl‐メントールまでシリーズ最大量配合しているというからうれしい。ちなみにアレルゲン抑制のためのジフェンヒドラミンも配合しているので、痒みの原因解消まできちんと考えられている。
また形状的な特徴としては衛生的に問題の出やすいスポンジタイプではなく、刷毛状に塗布できるタイプの「もろこしヘッド」を採用。使ってみるとわかるが、スポンジタイプは一番強く塗った部分が一番薬剤が薄くなってしまうというジレンマがあるが、筆のように使えるもろこしヘッドだと痒みの中心部分にたっぷりと塗布できて便利だ。
そして何よりうれしいのはその価格。ステロイド配合だと1000円越えも当たり前の痒み止めだが、30mlで580円、50mlでも900円という価格設定は抜群のコストパフォーマンス! これはもうこれからの季節、家に置き、さらに持って歩きたい必需品だ。