『チリクラブシーフードヌードル ビッグ』濃厚海鮮味をガッツリ食らう! 辛さ寸止めの職人技が光る!

清食品株式会社(東京都新宿区)によるトップブランド”カップヌードル”の中でも根強い人気を誇るシーフードヌードル。それをカニ風味で仕上げた変わり味バージョン『チリクラブシーフードヌードル ビッグ』(97gうち麺80g・希望小売価格 税抜205円・発売中)がピリ辛で登場した。

 

その元ネタとなったのはシンガポールのカニ料理「チリクラブ」。エビチリのカニバージョンともいうべき存在。それがいったいカップヌードル(シーフードヌードル)とどういうコラボレーションとなっているのか実に気になる。

IMG_2062

フタの上には後入れのチリペースト。それはフタの上に貼り付いているのでそのまま温存し、いつもの細く絡まり合っているカップヌードル特有の油揚げめんの中に熱湯を投入して3分待つ。湯量は410mlとビッグサイズだけあって多め。注いだ瞬間に強烈な磯臭さが鼻をつく。かなり本気の海鮮ぶりである。

IMG_2067

調理終了、フタをあけてチリソースを入れる手はずなのだが、ちょっとその前にスープを味見。おお、この時点でけっこう辛い、ホット!そしてここに豆板醤風に濃厚なチリペーストを入れる。

見た目が赤くなって、一気に警戒心が高まる。しかし香りはこのペーストを入れると磯臭さが程よく中和されて、実に美味しそうな海鮮料理の香りになる。表面上にはスティック状のカニらしきものとスクランブルエッグとネギと点々と赤い唐辛子がかやくとして存在。さてスープから実食。

IMG_2067 IMG_2078

か、辛い! 油断するとむせてしまうクラスの強烈な刺激。のどの奥までパアーっと辛さが広がる、強力タイプ。だがしかし、ぎりぎりの寸止め。じゅうぶんホットなのだけれど、これ以上辛かったら舌が痛く感じるだろうその1ミリ手前でストップするのだ。したがって激辛ではあるが、おいしい辛さの範疇にしっかりとどまる。さすがカップヌードル・シリーズ。信頼のブランドだけある!

IMG_2081

スープ自体の味わいもポークとチキンをベースにした魚介の濃厚な味わいとカニの風味、辛味でエスニックな雰囲気ながら日本人の口にしっかり合う美味しさ。チリトマトヌードルやシーフードヌードルという経験があるからか、そのテイストに違和感は感じない。成分を見るとオイスターソースまで使っているから本格的だ。

ただ残念なお知らせ。カニは本物じゃありません。カニかまぼこです。かやくとして入っているスティック状のものはカニ繊維を感じさせるようにはなっているけれどあさりとかにの魚介エキスで味付けされた赤色付きのカニかまぼこ。200円じゃ、そりゃ無理だよなと思う。

IMG_2091

それでもおいしいし、驚いたのは味付たまごがスクランブルエッグのようになっていて、それが味が濃くて海鮮風味でおいしいのだ。めん量80gという多めの量は、カップヌードル特有の、ゆっくり食べていると麺がスープを吸い込んでなかなか量が減らない……という現象を巻き起こすが、それはそれでまた旨味濃厚でうまいし。

辛さにことのほか弱い、という人でなければ一度食べてみたほうがいいと思う。カニ気分はじゅうぶん味わえます。

オススメ度:(絶対におすすめ)
公式サイト:チリクラブシーフードヌードル ビッグ

記者

アバター画像

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

この記者の記事一覧

トラックバック