使いたくなる操作性!デジタル名刺ホルダー『メックル』 スーッとスキャンして、クルッと検索、5000枚!

刺をデジタルデータにして管理する。これまでずっと、やりたかったが、結局気に入ったツールがなくて、記者はアナログ管理を続けてきた。しかし、この『メックル』なら、「使いたい!」、今回の“おためし”で、記者はそんな気にさせられたのである。

 

必要十分な機能に、操作性の良さ、そしてスタイリングが素晴らしいからだ。

2

『メックル』を卓上に置いておくと、まるで机の上に小鳥がとまっているかのように見える。南方系の目の大きな小鳥。その小鳥が、いつも名刺の検索態勢で待機している。なかなか素敵なデザインである。

3

後ろ姿もシンプルで悪くない。この後ろの場所にAC電源ケーブルを接続して使用することになる。

 

この『メックル』の製造・販売元は事務機器大手のキングジム(東京・千代田区)。これまで当サイトでも数多くの文具などを紹介させてもらっている。記者の印象では、デジタルとアナログの両方のいいところを、上手にユーザーにアピールする商品を開発するメーカーだ。

4

その点、この『メックル』も例外ではない。このデジタル名刺ホルダーの使い勝手の良さと形状は、まるでアナログ式の回転式名刺ホルダーのようである。そこに、名刺を収納する代わりに、名刺のスキャンデータを収納するのである。

 

スキャン方法もとても簡単。上部に名刺を差し込み、本体右に付いている大きなダイヤルの中央の実行ボタンを押すだけ。ものの数秒で、スキャンは完了。裏もスキャンしたければ、裏返して、同様にスキャンし、表と一緒に保存できる。

5

また、各種設定も、スキャンも、名刺の検索も、すべて上の写真の、ダイヤルとボタンだけで操作できる。非常に簡単で、直感的な操作が可能である。

実際の操作の様子を、キングジム制作の下の動画で見て欲しい。

 

 

動画でもわかるとおり、スキャンして保存した名刺のデータは、右のダイヤルをクルクルと回して全部のデータから探すこともできるし、五十音やアルファベットのインデックスで検索したり、グループ分けして検索したり、さらに登録日検索やお気に入りフォルダーに入れておいたりと、確実に名刺を見つけ出す検索方法をフォローしている。

6

また市販のmicroUSBケーブルを使えば、スキャンした名刺データをPCにバックアップしておくこともでき、万が一、データが消失したり、機器が壊れてしまったときにも安心である。

スキャンの画質は、解像度300dpiと十分に精密で、表示画面は320×400ドットのTFTカラー液晶で、上の写真のように、カラー写真を使った名刺でも、鮮やかに表示できる。

1

この『メックル』に保存できる名刺の数は、片面データで約5000枚程度。

記者としては、これが1万枚くらいの容量であれば、間違いなく「買い!」なのだが、日常的に使用する名刺に限定すれば、5000枚の容量で、多くの人には十分な容量かもしれない。価格は税別2万7000円。

 

この『メックル』だけでなく、名刺はすべてデジタル化を標榜するキングジムでは、他のツールやパソコンソフトなどで、名刺データを連携して使用するシステムも考えている。興味ある方は、ぜひこちらのメーカーサイトを見て欲しい。

 

シンプルで、カチッとした作りの良さ、右側のダイヤルの回転時のクリック感、スキャンするときのシュアな動き、そしてスタイリッシュなデザイン。文具好きの記者が、いつも机の上に置いて使いたいと強く思ったキングジムのデジタル名刺ホルダー『メックル』だった。

記者

アバター画像

渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

この記者の記事一覧

トラックバック