世界一美味しい料理!?を、手軽に本格的に食べられる! ナッツが香るハウス『タイテーブル マッサマンカレー』

パイシーで、香草の香りと酸味が強く、しかもときに甘く、ときに激辛のエキゾチックフード「タイ料理」には熱狂的なファンが多い。しかし、そのクセの強さから、日本では、いわゆる日本人仕様の味付けが施されたものがほとんどで、それが多くのファンを失望させてきたものだが、最近では、その日本人仕様でも、なかなか侮れない美味なものが多くなってきている。

今日ご紹介する、ハウス食品(大阪市)の『タイテーブル マッサマンカレー』も、そんな上手な仕上がりのタイカレーである。

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実は、この「マッサマンカレー」というタイカレーは、米CNNのニュースサイトの2011年の記事「World’s 50 best foods」で、世界のナンバー1に選ばれたことで、世界の注目を浴び、今日本にも、徐々に流行の波が押し寄せている。

レトルトや缶詰といったインスタント食品にも、「マッサマン」の名前をちらほらと見かけるようになってきた。

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もともとムスリムからタイに伝来したのが起源とも言われる「マッサマンカレー」は、イスラムの食の規律に則り、豚肉が食材として使われることは少ないが、逆にそれ以外には、実に多くの食材を入れて、多様な味を楽しむことができる。

このハウスの『タイテーブル マッサマンカレー』でも、ココナッツミルクの独特の甘い香りと、タマリンドの軽い酸味はお約束だが、そこに炒ったピーナッツで香りを増幅し、魚醤やガーリック、えび、レモングラス、こぶみかんで、タイ料理らしい雰囲気を上手く醸し出している。

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レトルトなので、そのまま3分~5分程度湯煎するか、器に移し替えて電子レンジでチンすれば、それで出来上がり。

レトルトパウチの封を切ると、すぐに香るタイの香りに、キッチンはいきなりタイ気分に包まれる。

ハウス食品「タイテーブル」シリーズの、「タイの異国情緒をも楽しむ本格的なタイカレー」というふれこみは、確かに実現されているようだ。

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さて、レトルトの中身をご飯にかけてみると、具は牛肉とじゃがいも。この具が、パッケージのイメージ写真くらい多いと嬉しいのだが、現実は厳しい。

しかし、味は文句なく美味い。やはり、冒頭で書いたとおり、日本人仕様のマイルド仕立てには違いないが、そのさじ加減がなかなか侮れないのである。これなら、タイ料理好きでも、特にタイ料理が好きでなくても、みんなに美味しく食べてもらえる味になっている。

辛みは、さほどど感じられず、甘みがやや強い。が、嫌な甘さではなく、ココナッツミルクとピーナッツの香りがいい。好みに応じて、これに少々辛みを加えたり、ピクルス等を付け合わせにすれば、さらにいい感じでいただけそうだ。

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マッサマンカレーは、スーパーなどでも次第に見かけるようになってきたが、中には、わざとらしい甘さを加えたものなど、ちょっと?な味のものもある。が、このハウス『タイテーブルマッサマンカレー』は、かなり本格的に、しかもリーズナブルな値段で楽しめるレトルトカレーである。

タイ料理好きの記者には、また1歩、タイ料理が身近になったことが嬉しい一品である。

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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