『サッポロ極ZERO CHU-HI ゴクハイ9<トマト>/<レモン>』夏野菜の代表トマトのチューハイはうまいか!?

糖質制限ダイエットが大きなブームとなっている昨今、お酒に関しても糖質ゼロを望む声は大きい。そんな中で人気が高いのが「サッポロ 極ZERO CHU-HI」シリーズ。そこから高アルコール(9%)で爽やかさを極めた『サッポロ 極ZERO CHU-HI ゴクハイ9 』が誕生したので飲んでみた。

チューハイは甘いのが当然!? いえいえ甘さ控えめで爽やかさ無限大の”トマト”味もあります!

サッポロの展開するプリン体・糖質・人工甘味料ゼロの定番ヘルシー缶チューハイが「サッポロ 極ZERO CHU-HI」。メタボや成人病を気にしつつもチューハイ・ライフを諦めたくない人に人気のブランド。しかし低アルコールの製品では物足りないという人もいるのでは?

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そんな中で生まれたのが『サッポロ 極ZERO CHU-HI ゴクハイ9 』。アルコール度数9%を誇る、しっかり酔いたい人のための缶チューハイだ。もちろんプリン体・糖質・人工甘味料はゼロなので、安心して手を出したい。ちなみにこうしたプリン体・糖質・人工甘味料ゼロを謳いながら高アルコールというのは現在の主流になりつつある。だが9%まで行ったのは、おそらくこれが初めて。

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今回登場したフレーバーは2種類。レモンは当然の定番なのでさして驚きはないが、注目したいのはトマト。とかく甘く仕上げられがちな缶チューハイだけに、これは期待度大なのではないか。奇しくも今はトマト・ブームでラーメンなどにも取り入れられている時期。甘くないままどれだけ酔えるのか、検証だ。

『サッポロ 極ZERO CHU-HI ゴクハイ9 <トマト>』
(350ml ・参考小売価格 税抜141円・2016年6月21日発売)

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トマトと言うと、子供に嫌われがちな野菜の一つ。しかしこの”ゴクハイ”の主力ユーザーである40代男女の好きな野菜となると10年以上上位に食い込んでいるのだとか。そしてゴクハイ・ユーザーといえば健康志向なわけで、”健康的な気分でサワーを楽しむ”というコンセプトから白羽の矢が立てられたのがトマト味だったという。

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大人が缶チューハイに要求するのは甘すぎず、きちんと酔えるものということで、大人の記者は甘いもの好きだがお酒は甘くないほうがいいので、この『サッポロ 極ZERO CHU-HI ゴクハイ9 <トマト>』には大いに期待。

 

プルタブを落とすと、凄まじいまでのトマト臭にびっくり。トマトのへたがついたままの状態のトマトの香りだ。これは強烈。しかし水色がほとんど透明というのが何とも不思議な感覚。

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それでは一口。あれ、甘い!? 甘さを控えたのが売りなはずなのだけれど、しっかり甘い。トマトジュース的なトマト感を期待していただけにいささか拍子抜け。さらに問題はその甘味料。ソフトドリンクにも配合されて、その妙な後味の残る特徴に否定的な意見も多い、ステビアを使用しているのだ。確かに甘味料の中では自然派だけれど、これは味的に厳しい…。

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際立つのはトマトの青臭さ、それが甘くなっているということに正直がっかりした。またトマトジュースのような濃厚さもない。爽やかさを謳うなら、トマト特有の酸味と旨味を期待してしまうのだが、どちらも少ない。これはどうなのか。

 

『サッポロ 極ZERO CHU-HI ゴクハイ9 <レモン>』
(350ml ・参考小売価格 税抜141円・2016年6月21日発売)

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トマトの傷が癒えないまま、今度はレモンだ。こっちはどうだろう。しかし原材料を見るとまたもやステビア登場。人工甘味料不使用を謳いたい気持ちはわかるが、いっその事甘みをつけないという方向にはいかないものか。

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まあそれでもまだ飲んでみないとわからない。一周回って美味しいかもしれないではないか。これも水色は無色透明。これも甘さ控えめを主張しているけど、それなりに甘い。ステビア特有の舌に残るまずさがあるが、それでもトマトよりははるかに良い。

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ただ新奇さという点ではあまり特筆すべきことはない。9%アルコールでしっかり酔えるということくらいか。レモンの酸っぱさは抑えめで、むしろ皮の苦味がメイン。正直食事メニューが充実していて、飲み物にあまり関心がいかないような豪勢な食卓なら目立たないかもしれないが、これだけを飲む場合はかなり厳しい。

 

コンセプト的にはゼロゼロ商品だし、甘さ控えめということでかなり期待してしまったのだが、それは逆にハードルを上げすぎたという感は否めない。だから缶チューハイはやっぱり甘さが必須と考える人にならオススメできるが、甘くないチューハイを求める人にはオススメできないと感じた。

 

オススメ度:(ピンときたら、どうぞ)
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記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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