チンするゴハン最新作『日清シーフードカレーメシ』が、やけどしそうに熱い!(ほんとに)
カップ入りで一風変わった第3のカレーライス「カレーメシ」シリーズ、今度は海鮮風味の『シーフードカレーメシ』の登場である。水を入れてレンジにかけるという調理法、当サイトでは以前にもご紹介したが、記者自身は初体験。海鮮を題材としたこれ、吉と出るか、凶と出るか……。
「カレーメシ」が発売されたのが4月、それに続いてその海鮮味バージョンとして9月16日に発売となったのが『シーフードカレーメシ』(113g /ライス86g・439kcal・希望小売価格 税抜208円)である。
発売元はもちろん日清食品株式会社(東京・新宿区)。「カレーメシ」の好評を受けての投入ということらしい。そちらを体験済みの方には感動はないかもしれないが、やはり熱湯を使用せずに調理できるというのはやけどの危険が少なく、手軽なイメージを受ける。早速お試ししてみよう。
結構面倒に感じる調理法
まず、面食らったのは慣れない調理法。箱サイドに書かれている説明をしっかり読まなければならないのはかなり億劫だ。しかも5段階に分けてある……。
通常この手のインスタントフードは手軽さが命。覚えてしまえば何てことないのだろうけど、フタをはがしきってしまえ、でも捨てるなとか、ペランペランのフタを再度その上にのせろとか言われるのは正直面倒に感じる。
あまりウマそうに感じられない
またフタを開けた時のプラスティックのような平べったい米は何となくそそられない。カップ麺のほの黄色いめんにはけっこうそそられるのだけれど、蛍光灯下だと青みがかって見えるせいだろうか。どうにも盛り上がらない。
あと、普段あまりレンジを使用しない人間だとワット数によって調理時間が変わるのも気を遣う。記者はいつもおまかせコースで温めてしまう無精体質のため、ワット数と加熱時間を手動で設定するのにけっこう手間がかかってしまった。もちろんこれは日清食品のせいではない、自分が悪いのだけど……。
そうして加熱すること600ワットに設定して4分30秒。ほんとうに最後の30秒位になるまでカレーの香りもあまりしてこない。完成してもまだうっすらとしたカレー風味が漂うだけである。本当に大丈夫か? 心配になる記者。
カレーの命の半分は香りにある。そう信じている者にとっては物足りない。そしてフタを開けようとしてその熱さにやけどしそうになった。はがしたフタをふわりとその上にのせただけなので油断していた。危ない、危ない。
とにかく熱くて危ない!
ではと、本体を持つとこれも尋常でなく「あつッ!」。このために耐熱グローブをするのも何となく手軽でないので、そっとフタをとろうとするが、当然のごとく蒸気が付着しており、手に水滴がつるんと垂れて「あつッ!」。本体をつかもうとしてこれまた「あつッ!」。
正直子どもには危険だと思ったほうがいい。大人でも慎重にならないと危険な部類に入るだろう。やけどの恐れはカップ麺より増している。
今回はそうした食べるまでの儀式にえらい苦労をしてしまった。気軽なカップメシとしては、これ、けっこうなウィークポイントだと思う。「面倒くさいからカップに走るのだ、人間は。だからなるべく全てを気を使わず手軽に済ませたいのだ」と全国のカップ飯ユーザーに代わって叫んでおく。