タカラトミーマーケティング『そば打ち名人』で本格的なそば打ち体験が楽しめる!

ちたての蕎麦の美味しさは格別である。しかし、自宅で本格的にそば打ちをしようとすると、作業をするスペースや専用の道具が必要になる。10月23日(木)に新発売されたタカラトミーマーケティング『そば打ち名人』は、そば打ちの工程で最も難しいと言われる「水回し」(そば粉と水をなじませる工程)が誰でも簡単に行うことができ、蕎麦作りを楽しむことが出来るという、大人向け玩具である。早速、試してみることにしよう! 46-4

まずは中に入っているものをみていこう。そばをこねる時に使うものは、水回し本体、水回しブタ、こねベラ、攪拌ハンドル、攪拌ベラ。 46-3

延ばしたり、切ったりする時に使うものは、のし板(兼まな板)、厚さ調整ガイド、のし棒、こま板。 46-2

そして、取扱説明書、解説DVDが入っている。 本格的なそば打ちをしようと思ったら、大きな水回し用のこね鉢や麺台、長い麺棒などが必要。それを思うと、とてもコンパクトなサイズである。

 

そば打ち開始!まずは「水回し」

そば粉120g、中力粉(うどん粉)80gを用意して、水回し本体に入れる。攪拌ハンドルを取り付けた水回しブタを、溝に合わせて固定する。 46-5

まずは水80ccから加えていく。水回しブタの注ぎ口には小さな穴が3つ開いており、そこに水を注ぎいれる。水を入れたらすぐに素早く攪拌ハンドルを回す。(1秒間に2~3回程度)。水がすっかりなくなっても、粉に水を均一にいきわたらせる為、さらに20~30回程度回す。少量を指でつまんでこねてみて、形にしやすければ水分は適量。全体的にぼそぼそで5mm程度のダマが出来なければ水が足りない状態。逆にべたつくようなら、水分が多い。これはその日の湿度や気温によって変わってくるもの。記者が作った時は80ccの水分量でちょうどよかった。

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次に、こねベラを水回しブタの溝にきっちり差し込み攪拌ハンドルを回していく。すると、少しずつハンドルが重くなり、回しにくくなってくる。小さかったダマがまとまって1~2cm程度の塊になってきたら水回しは終了。

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ハンドルを回すのは多少疲れるが、なるほど、水回しの作業がとても簡単に出来た。扱いづらかった点は、ぐるぐると攪拌ハンドルを回すときに本体が動いてしまうこと。これはタカラトミー全般のクッキング玩具に言えることなのだが、手動で動かさなければいけないのに、底にすべり止めがついていないものが多い。記者はすべり止めマットを用意したが、こういうところが調理道具と玩具との違いを感じるところでもある。玩具とはいえ、本格志向のものは改良を期待したいところだ。

 

くくり

そば打ちの工程、次は「くくり」。くくりとは、水回しを終えたそばをひとつの塊にすること。力を加えて空気を抜き、そばの粘りを出していく。

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ボールに移し、手のひらで下に押し付けながら延ばすように捏ねていく。しっかりと捏ねることで、そばにコシ(歯ごたえ)が出るので、この作業も大事なポイント。くくりが完成したら、2つに分けて丸めて乾燥しないようにラップでくるんでおく。

 

のし

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次は「のし」作業。 厚さ調整ガイドは「太・細」が選べるようになっている。のし板にそば粉がつかないように打ち粉を振り、作業をする。そばを手の平で大まかにのしてから、のし棒で平らにのしていく。

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