このクセを飲みこなせるか!? 『ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 アイラ オリジン』のスモーキーぶりを味わった

ただでさえ気合いの入った黒ラベルにアイラ注入!

 

昭和の時代は部長以上がたしなむ高級酒とされた”ジョニ黒”こと「ジョニーウォーカー ブラックラベル」。そこからアイラ島産ならではの強力なスモーキーさをまとった『ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 アイラ オリジン』が登場したので、飲んでみた。

 

奥が深いスコッチウイスキーの中でも、スモーキーさ極まるアイラ・モルトのアロマを存分に味わえる本格派

英国スコットランド産を表すスコッチウイスキーとひと口に言っても、産地によってその味わいはさまざま。ハイランド産ならフローラルなアロマが特徴で、スペイサイド地方ならそこに繊細さが加わるなど、独自の味わいを持つものが多いのだ。


その中でもクセがある味わいで熱狂的なファンを持っているのが、アイラ島。そこで生まれるアイラ・モルト使用のウイスキーは、ひと口飲んだらびっくりする、スモーキーなピート(泥炭)香や消毒感のあるヨード香が特徴である。

アイラ島の位置

「ラフロイグ」「ボウモア」など有名ブランドも多いのだが、およそ200年前のことになるが、ジョニー・ウォーカー創業者の「ジョン・ウォーカー」の店でもアイラ産ウイスキーも販売していたのだという。


そうした逸話から生まれたのが、このキリンビール『ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 アイラ オリジン』(700ml瓶・想定実勢価格 税込3,245円・2021年11月9日数量限定発売)である。

 

 

『ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 アイラ オリジン』を飲んでみた

原材料はモルトのみというシンプルなシングルモルト構成。アルコール分42%。もともとブラックラベルはキリッとした苦みが特徴の、タフな味わいが特徴だが、それをクセの強いアイラ・モルトで作るとどうなるのだろうか。ものすごく気になる。

ストレート

まずはストレートで味わおう。強めのアルコール感から、さほどスモーク臭やヨード香も気にならない。するりと口に含むと、シェリー酒のような華やかな香りが広がり、鼻に抜けていく。確実に酔っ払いそうだが、おいしい。

ロック

氷の反射を楽しみながら、ゆっくり味わいやすいのがロック。氷が少し溶けたくらいで、香りが華やいで、おいしい。

ハイボール

ハイボールにすると、心地よい良い酸味が加わるが。熟成した樽香のスモーキーさが際立ってきて、クセを感じる。ただ同時にバニラのような甘みも感じられ、鼻や口内に余韻が残る。この個性的な味わいは、けっこうクセになる。


ちなみに『ジョニーウォーカー ブラックラベル12年』でもハイボールを作り、飲み比べてみたのだが、やはり『ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 アイラ オリジン』アイラオリジンのスモーキーさは突出していた。


まさに飲む人を選ぶ『ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 アイラ オリジン』。ただ飲みこなすことができれば、これほどうまい酒もない!

 

入手は全国の酒販取扱店やスーパーなどで可能だ。

 

 

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎

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