懐かしいけど新しい! ほんのり塩味でルックスキュートな『塩こんぺいとう』を食べてみた

こんなこんぺいとう初めて!?

 

懐かしさを感じるお菓子の代表格「こんぺいとう」が進化した!? 『塩こんぺいとう』は、素朴な甘さを引き立てるため、こだわりの塩でアクセントを効かせた新しいこんぺいとう。かわいい見た目の中に、一体どんな味わいがつまっているのかたしかめてみた。

 

伝統の技術に新しい価値が加わって、塩味の新こんぺいとう誕生!

キャンディやグミ、豆菓子など、さまざまなジャンルのお菓子を製造する春日井製菓株式会社(愛知県名古屋市)。なかでも、同社が1957年から作り続け、日本トップクラスの生産量を誇っているのが、ふんわりとした甘味と角のあるかわいいフォルムが特徴的なこんぺいとうだ。

室町時代にポルトガルから伝わった菓子「こんぺいとう」。何だか口に出して言いたくなるその名前は、砂糖菓子を意味するポルトガル語の「Confeito(コンフェイト)」がなまったもので、“金平糖”や“金米糖”と漢字で書くのは、実はどちらも当て字。室町時代、とても貴重だった砂糖でできたこんぺいとうは、権力者への贈答品としても十分な価値があったのだという。

そんな歴史あるこんぺいとうは、原料溶解した後、回転させながら砂糖蜜をかけ作られていく。少量ずつ幾層にもかけていくと、あの見慣れたこんぺいとうの角が自然に現れる。核となるグラニュー糖からあの小さな一粒になるまで、およそ1ヶ月もの時間がかかるというから驚きだ。

こんぺいとうといえばどこか懐かしさを感じるお菓子というイメージがあるが、『塩こんぺいとう』(35g・実勢価格 税込140円・発売中)は、元来持つ「懐かしさ」に、こんぺいとうの素朴な甘さを引き立てるため、自然なうまみの対馬産浜御塩を使用し「新しさ」をプラスした今までにないテイストに仕上がっている。

ブルーを基調とする、和風の波模様が描かれた涼しげなパッケージ。その真ん中には、黄色の塩レモン、真っ白なフォルムの塩、うっすらピンクな塩うめという3種類の塩フレーバーが、かわいいイラストとともに紹介されている。パッケージ下部が透明になっており、キュートなこんぺいとうがたくさん入っているのが分かる。

 

パッケージは携帯しやすいサイズ感で、チャック付きなので持ち運びも便利。いつどこでもこの味わいを楽しめる。残暑が続くこの時期、手軽に塩分補給もできるのもうれしい。

チャックを開けてまず、淡いイエローの塩レモン味をてのひらに出してみる。香りはしないが……従来のこんぺいとうとどう違うか気になる。

口の中に入れて噛む前にすぐ、今まで食べてきたこんぺいとうにはない塩っ気がほんのりと感じられ、思っていたよりもガツンと塩味で驚く。しかし噛んでみると、すぐ爽やかなレモンの甘みに包まれた。噛むことで塩味と従来のこんぺいとうが持つ甘みがマッチして、さっぱりとした味わい。

塩味は、グラニュー糖の素朴な甘味がより引き立って感じられて、シンプルながら味わい深い。シャリシャリとした噛みごたえも涼しげだ。ひと粒1cmほどでコロッと小さいので、つい何粒も続けて食べてしまう。

最後に塩うめ味はというと、食べる前から梅の香りがうっすら漂ってきた。やはり塩味からスタートし噛めば噛むほど梅の爽やかな味わいが追いかけてくる。レモン味よりこちらの方がなんとなく酸味を感じる。記者的に、リフレッシュしたいときに連続して味わいたいフレーバーだと思った。

塩味と甘みが融合した新しいこんぺいとうは、全国のスーパーマーケット・ドラッグストアなどで発売中なので、見つけたらぜひ手に取ってみてほしい。

 

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高橋 明日香

お菓子とネコ大好きライター。編集プロダクションにて、紙・webともに 編集者兼ライターを経験。北海道出身。

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photo by 尹 哲郎

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