メーカーもグルになってどん兵衛を二郎系で乗っ取り!? 『日清のどん兵衛 ニンニク・アブラ・ヤサイ マシマシの素』【作ってみた】

ジロリアンに侵略されちゃった感じ!?

 

10月にタテ型カップの「どん兵衛マシマシ篇 ガチ豚ニンニク」をセブンーイレブン限定で発売して大きな話題を呼んだ「日清のどん兵衛」。その流れをくんだ『日清のどん兵衛 ニンニク・アブラ・ヤサイ マシマシの素』は、ノーマルどん兵衛にもやしをちょい足ししてから投入するためのタレ製品である。さて、どのような顔を見せるのか、どん兵衛。

 

ちょい足しやましましブームにメーカーも協力する昨今の流れ。でも二郎系インスパイアなその味は衝撃の…!?

最近はカップ麺をそのまま食べるのではなく、ちょい足し・マシマシなど具材を追加するなど、自分なりのアレンジを加えて楽しむ人が増えてきた。栄養バランスも比較的良くなるわけで、健康にも少し良くなるし。

ただちょい足しというにはけっこう強力、マシマシ感たっぷりなのが、日清食品自ら提案する日清食品『日清のどん兵衛 ニンニク・アブラ・ヤサイ マシマシの素』(1袋・「日清のどん兵衛」とのセット価格 税込416円〜・2019年11月11日午前10時受付開始)である。要はタレ袋。これともやしと「日清のどん兵衛」を組み合わせて、「日清のどん兵衛 ニンニク・アブラ・ヤサイ マシマシ」にして楽しもうというわけだ。

単品では手に入らない!

簡単にいうと、さながら二郎系インスパイアのどん兵衛に仕立て上げるというわけ。ジロリアンと呼ばれる人は、やはりこれを喜ぶのだろうか。ラーメンじゃなくてうどんだけど、それで構わないのだろうか。

 

 

ということで近所の「まいばすけっと」でもやしを買ってきて、いざ、チャレンジだ。もやしを洗ってラップで軽く包み、レンチン。500Wで3分が目安だ。念のためほぼ一袋使ってしまった。

輝く非売品の文字

どん兵衛サイドはいつもの通り、おあげの上から熱湯を注ぎ、5分待ち。出来上がったところでもやしを投入する。レンチンでしなしなした分、なんとかカップ内に収めることはできた。そして問題の『日清のどん兵衛 ニンニク・アブラ・ヤサイ マシマシの素』を投入するのだが、一気に部屋中がニンニク臭くなるほどの強烈なタレ。豚骨的な獣臭さもあり、社内などの密閉空間で食べれば確実にスメルハラスメント確実の凶暴さ。

どう嗅いでも、もはやどん兵衛のおだしの風味なんて吹っ飛んでいる。二郎系の要素が全部上書きしている状態。

 

 

ほぼ二郎系ラーメンに変身してしまったどん兵衛はもはやうどんの領域から一歩も二歩もはみ出した!

それでは実際に食べてみよう。考えてみるともやしはどんぶりに入ったが、食べる時のことを考えてなかった。結局ボロボロ周囲にもやしをこぼしながらいただくことになる。

正直ここまですると手間がインスタントじゃないような…

 

もやしをレンチンしている間、「マシマシの素」をフタ上で温めておこう

 

つゆはもはや二郎系ラーメンの濃くてニンニク臭くて脂っぽいワイルドなテイスト。これはラーメンだと思う。もやしは臭いタレがよく似合っておいしいが、とにかくコラボ的には麺=うどんと一緒に食べないと。すると、おおっ、やっぱりラーメンだ。

あえていうなら和風の風味をどこか遠くには感じるけれど、うどんはラーメンの太麺に感じるし、そもそもうどんにもやしを入れることは稀なので、余計に方向性は二郎系。臭い、うまいのハーモニーで綴る、原料をどん兵衛にした二郎系ラーメンだと思った。でもほんの少しだけ、繊細な味わいで頑張ってきたうどんのどん兵衛の立場を考えると、素直に喜べない気もする。

入手は基本単独販売のない販促品という位置付けなので、日清食品グループオンラインストアで対象のセット(全5種)を購入するしかない。どん兵衛2個につきマシマシの素1個がプレゼント(11月11日 午前10時から)されるという。限定3000個なので、かなり早めの売り切れが予測されるので、欲しい人はお早めに。

 

あわせて読みたい:『日清のどん兵衛 天ぷらそば(西日本仕様)/鴨だしそば』

あわせて読みたい:『日清のどん兵衛 天ぷらそば(東日本仕様)/液体つゆ仕上げ』をまろやか月見仕様で食べてみた

あわせて読みたい:『日清のどん兵衛 ギョーザラブうどん』は絶対にオフィスで食べられないから要注意!

あわせて読みたい:どん兵衛『 完熟とまとうどん』はカゴメトマトピューレが爽やかな味わい!

公式サイトはこちら

記者

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

この記者の記事一覧

photo by 尹 哲郎

トラックバック