コーヒー×トニックウォーターで美味しいの!?『「ワンダ」 CONIC』の衝撃の味に思わず…!

北欧生まれのエスプレッソ・トニックをPETで気軽に!

 

ここ数年で少しずつ姿を見るようになったエスプレッソ・トニックをご存知だろうか。その名の通り、エスプレッソとトニックウォーターをブレンドした北欧生まれのドリンクだ。この味をPET飲料として再現したのがアサヒ飲料『「ワンダ」 CONIC』である。しかし、コーヒー×炭酸飲料はなかなか定着しないハードルの高い組み合わせ。一体どのような味に仕上がったのだろうか。

 

コーヒー×炭酸は美味しくない……そう思っていた今までの自分が情けない!

エスプレッソ・トニックは、2010年ごろに北欧で考案されたドリンク(諸説あり)。トニックウォーターを入れたグラスに、濃いめに抽出したエスプレッソを注いだコーヒー炭酸飲料だ。おしゃれなカフェなどでは上はコーヒーの茶色、下は透明な炭酸の2層構造の見た目で提供されている。

※トニックウォーターとは、炭酸水に香草類、果皮エキス、糖分を加えた爽やかな苦味のあるドリンクのこと。カクテルなどによく使われる。

「爽やかな甘さとほろ苦さ」と書かれているが果たしてその味は……?

そのきれいな見た目や爽やかな大人の味わいが話題を呼び世界中に浸透。2013年ごろにはオーストラリアでサマードリンクとして定着し、長らく親しまれ続けている。日本でもここ数年の間にじわじわと取扱い店舗が増え始めた注目のドリンクだ。

シトラスの爽やかなフレーバーがついたトニック炭酸に香り高いエスプレッソアロマをブレンド

アサヒ飲料『「ワンダ」 CONIC』(500mlPET・希望小売価格 税抜124円・2019年6月25日発売)は、この注目の商品にいち早く目をつけてPET飲料として開発したというわけ。COFFEE(コーヒー)とTONIC(トニックウォーター)を合わせた造語であるCONICが商品名となっている。

1本(500ml)あたりのエネルギーは175kcal、糖質は約43g

市場の動向をいち早く反映させる対応力はさすがのアサヒ飲料だと感心するのだが、1つ懸念事項がある。ドリンク市場では、過去に幾度かコーヒーと炭酸飲料のブレンドドリンクが発売されているものの、残念ながら定着していない。コーヒーの苦味と炭酸の刺激がどうしてもマッチしなかったのが原因だ。記者も何度か試したことはあるが、リピートするほどのお気に入り商品にはならなかった。

そんな高いハードルを越えるため、『「ワンダ」 CONIC』は一体どのような味に仕上げられたのだろうか。

 

 

キャップを回すと、柑橘系の爽やかな香りが一面に広がる。これまでの商品はコーヒーの香りが主張していたので、なんだか新鮮な感覚だ。液色は麦茶のような薄い茶色。見ても嗅いでもコーヒー飲料とは想像ができない。珍しくドキドキしながらゴクリと一口。そしてすぐに分かった。

 

「ワンダ」ブランドだが、ベースの味はコーヒーではなくトニックウォーター。爽やかな口あたりと香り、そして炭酸の刺激がすっきりとした味わいを演出してくれる。パッケージに描かれた「爽やかな甘さとほろ苦さ」に嘘偽りはなく、甘いのだ。苦味の強いトニックウォーターというより、ソーダと言った方が日本人には分かりやすい表現ではないだろうか。

コーヒーの茶色をベースにトニックウォーターの炭酸をデザインしたパッケージ通りの仕上がり

ただし、ソーダと明らかに違うのはコーヒーの要素。口に入れた瞬間は大人しいのだが、ゴクッと飲み込む直前に深みのあるほろ苦さが現れる。ちょうど甘味を打ち消すくらいの軽い苦味だが、確かにコーヒーを飲んでいるような味わいを感じるのだ。まさに絶妙なバランスである。

これまでのコーヒー×炭酸飲料がコーヒー6割、炭酸4割だったとすれば、『「ワンダ」 CONIC』はコーヒー2割、炭酸8割。これまで舌に合わないと感じていた人も、これなら美味しく飲めるくらい別の飲み物だ。これならリピートもあるかも。ぜひ試してみてほしい。

全国のスーパー、コンビニで発売中。

 

 

公式サイトはこちら

記者

アバター画像

森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

この記者の記事一覧

photo by 尹 哲郎

トラックバック