りんごの王様「王林」のストレート果汁だけで作られた贅沢ジュース『青森りんご 王林』は駅ナカで手に入る至福の味

実際の王林の表面には荒い点があるので「そばかす美人」という愛称も

 

JR東日本エリアのエキナカを中心に、約8,000台を展開中の「acua<アキュア>」の自販機に今回、2010年から続く「青森りんご」シリーズから『青森りんご 王林』が登場! 青森産・王林ならではの味わいを、実際に飲んで確かめてみた。

 

酸味は弱く、甘みは強め。冬ならではの王林の味わい

「acua<アキュア>」は、Suicaなどの交通系電子マネーに対応したものや、センサーで年代や性別を自動判別して、各々に合った商品をおすすめしてくれる次世代自販機などオリジナリティ溢れる自販機を展開しているエキナカ自販機ブランド。駅構内で目にしたり、利用したことがあるという人もきっと多いはず。

今回JR東日本ウォータービジネスから登場した『青森りんご 王林』(280ml・希望小売価格 税込 140円・2018年12月18日発売)は、2018年10月に累計出荷数3,000万本を突破した人気シリーズ「青森りんご」の中でも酸味が弱い「王林」という品種のりんごをだけを贅沢に使ったストレートのりんごジュース。通常こうした果汁飲料は、一旦水分を飛ばして冷凍、その後の製品化の際に水分を加える「濃縮還元」という方式がとられることが多い。輸入などの製品化前の運搬時にコンパクトで運べるぶん、価格は抑えられるが、やはり風味は削がれてしまう。その点「ストレート」製法は、果汁をそのままパックするのでみずみずしさが失われないという特徴がある。

使われるりんごによってジュースの味はガラリと変わる。例えば圧倒的な生産数を誇る「ふじ」は酸味・甘みともに強く、アメリカ生まれの「ジョナゴールド」は酸味が強く甘みは控えめ…など、品種によって味の特徴は様々だ。

 

また、青りんごは赤いりんごよりもなんだか酸っぱそうというイメージを持たれがちかもしれないが、今回の主役である青りんご・王林は、意外にも酸味は少なく甘さは強めで香り豊かなのが持ち味。比較的日持ちしやすい品種で、旬の時期は11月から3月頃にかけてなので、まさに今が旬!

「季節に合わせた美味しい味わい」の提案というテーマをもとに開発された今回のシリーズは、冬は酸味よりも甘みの強いりんごを楽しみたい! という声も元となって季節にぴったりなりんごをセレクトして展開されている。確かに、冬になると酸っぱいよりは甘いもの、薄いよりは味の濃いもの…など欲する味が夏とは違ってくるなんて人は少なくないはず。

パッケージには「りんごの中の王様」という意味を込めて命名された王林がドカンと描かれている。ストレート果汁100%と書かれていたので裏面の原材料を確認してみると、本当にりんごしか入っていないようだ。軽く振ってから飲んでみた。

香りはとても甘く、まるで実際のりんご「王林」が目の前にあるかのよう。飲んでみるとやはり甘いのは甘いが、人口甘味料などは一切入っておらず王林本来が持つ天然の甘さなので、とても爽やか。記者的にはごくごく飲みたいタイプのりんごジュースだった。

このジューシーさは一体どこからくるのかといえば、JAアオレンの独自製法「密閉絞り」の賜物。製造過程において、空気に触れない状態でりんごを粉砕・搾汁することによって、酸化防止剤(ビタミンC)を使わなくても褐変しないのが特徴だ。

王林の果実が持つうまみやコクをジュースに閉じ込めることができるこの製法が、濃くて味わい深いりんごの旨みを生み出しているのだと思う。今が旬のりんご「王林」の味わいを楽しむのに最適なのは、この冬かもしれない。エキナカで見かけたらぜひゲットしてほしい。

入手はJR 東日本のエキナカ「acure<アキュア>」の自動販売機およびJR 東日本ウォータービジネス通信販売限定で入手可能となっている。

 

 

公式サイトはこちら

記者

アバター画像

高橋 明日香

お菓子とネコ大好きライター。編集プロダクションにて、紙・webともに 編集者兼ライターを経験。北海道出身。

この記者の記事一覧

photo by 髙水 弐徳

トラックバック