待つだけで激安牛肉が激うまローストビーフに!『低温調理器』を“憧れ”で終わらせるのはもったいない!!

 

「お肉がジューシーに仕上がる」という噂は聞いたことはあるけれど、なんとなく遠い存在に感じていた低温調理器。意外と難しかったり、面倒な用意が必要なのでは…という不安を抱えつつ、一主婦の記者がフカイ工業株式会社の『低温調理器』を使って人生初の低温調理にチャレンジ!その調理過程と、できあがった料理のお味とは…!?

 

低温調理で肉の旨味を逃さず凝縮!

フライパンなどで高温加熱を続けると、肉が固くなってしまう…というのはよくあるお悩み。それは、肉に含まれるタンパク質が70℃を超えると固く縮んでしまうことが原因で、ミディアムレアの状態に仕上げるためには55℃~58℃程度で調理することが必要なのだ。

 

そして、その低温調理を簡単に実現できるのが「低温調理器」。水温を設定した温度に保ってくれるので、じっくりと低温で加熱でき、肉の旨味を逃がさず調理できるという。

 

今回、新発売されたフカイ工業株式会社の『低温調理器』(希望小売価格 税別20,000円・2018年9月末発売)は初心者にも扱いやすいポイントが満載!おいしい肉料理が手軽に作れるならうれしいが、決して安くはない買い物。さっそく調理して、その性能を確かめてみよう。

箱から取り出してみると、ハンドブレンダーをひとまわり大きくしたようなサイズ感。これでローストビーフなどの肉料理ができるなんて、にわかに信じがたい…。

説明書を読んでみると、想像以上に使い方がシンプル。高さ20cm以上の耐熱容器に『低温調理器』をセットして水を入れ、温度を設定。水温が上がったら、ジッパー袋に入れた肉を入れて、待つだけ…って、めちゃくちゃ簡単!これなら、記者のような料理下手さんでも、記者のような機械オンチさんでも、問題なく使いこなせそう。

 

せっかく『低温調理器』を使うのだから、高いお肉がおいしく仕上がっても満足できない!ということで、スーパーで100gあたり178円という激安牛肉を購入。あとは、節約レシピの定番食材である鶏胸肉も用意して、サラダチキンにもチャレンジしてみる。

 

調理開始!材料を入れて待つだけで完成…は本当か!?

それでは調理スタート!まずは、アース端子の接続から。はやる気持ちを抑えつつ、安全第一で進めていこう。

鍋などの耐熱容器に水を入れ、『低温調理器』をクリップで固定する。

付属のレシピブックを参考に塩コショウで下味を付けた牛肉をジッパー袋に入れ、水に沈めるなどしてできる限り空気を抜く。

 

『低温調理器』の電源プラグをコンセントに差し込むと、電源キーと運転ランプが赤く点滅。電源キーを長押しすると、温度&時間設定ができるようになるので、レシピにそって57℃・3時間にセットする。

再び電源キーを長押しすると、加熱開始。じわじわと水温が上昇していき、5分ほどで設定温度に到達。「ピーッピーッ」というアラーム音が鳴ったら、準備していた牛肉を投入!あとは3時間、好きなことをして待つのみ…。

30分ほど経過した時点で覗いてみると、牛肉の色が変化。火で加熱していないから不思議な感じがするけれど、ちゃんと調理されているみたい!

そして待つこと計3時間。「ピーーーー」というアラーム音が聞こえたので覗いてみると、「End」の表示が。

 

トングで牛肉を取り出してみると、持っただけで肉の柔らかさが伝わってくる。

今回はローストビーフということで、仕上げに牛肉をフライパンで焼き、焦げ目をつけたら完成!我慢できずに端っこをつまみ食い…お、お、おいしぃ~!!!肉汁はもちろんだが、肉の旨味がギュッと凝縮されているのがよくわかる。

食卓に並べると、家族みんな、パクパクとフォークが止まらない。子どもたちは「ロ~ストビーフッ、ロ~ストビーフッ!」と歓喜の舞を披露するほど。“お店の味”という謳い文句に偽りなしの仕上がりに、大満足だった。

ちなみにオリジナルレシピで作成したサラダチキンは、パサつきがちな胸肉とはまるで思えないプリプリとした食感。夫のお弁当に入れて持たせると、昼時、「ありえないほど鶏肉が柔らかい」とメールがきたことも伝えておきたい。

 

お手入れラクラク!料理上手さんはもちろん、料理下手さんにもピッタリ

 

食後にうれしいと思ったのが、洗い物の少なさ!ジッパー袋に入れて調理するため、『低温調理器』も鍋もキレイなまま。もちろんお手入れは必要だけど、油でベタベタということはないので、気負わなくて大丈夫。料理上手さんのための調理グッズかと思いきや、むしろ料理下手さんにもおすすめできるアイテムだと確信するのだった。

 

『低温調理器』は、もし本体が水に浸かっても安心な防水仕様。温度設定は25~95℃まで設定可能なので、肉料理のほかにプリンやコンポート作りを楽しむこともできる。

 

今まで縁遠いと思っていた『低温調理器』だが、一度使ってみるとグッと身近な存在に。簡単で、安全で、なによりおいしい…『低温調理器』の実力に、ひたすら感動の連続だった。購入は、インターネット通販や家電量販店まで。

公式サイトはこちら

記者

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中村あさか

小学生と幼稚園の息子を持つ30代。埼玉県の戸建て住まい。編集&ライター歴7年。

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photo by 中村あさか/尹 哲郎

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