酸っぱ辛味をプラスして糖質制限ダイエット/ロカボ食を充実させる糖質半減カップ麺『明星 低糖質麺 ローカーボNoodles ピリ辛酸辣湯 / まろやか鶏白湯』!

糖質50%オフの強い味方!

 

世を挙げての糖質制限ダイエット/ロカボブーム。痩せたい人から中高年の健康対策として現在のダイエットシーンの主流となった。そんな中、低糖質カップ麺シリーズとして知られる「ローカーボNoodles」からニューフェイス『明星 低糖質麺 ローカーボNoodles ピリ辛酸辣湯 』が登場。さらに『明星 低糖質麺 ローカーボNoodles まろやか鶏白湯』もリニューアルされたという。

 

低糖質ダイエット中/ロカボのためにカップ麺はどのような手を使って糖質を低めているのか?

江部康二医師提唱の糖質制限ダイエットや山田悟医師提唱のロカボ食がターゲットとして減らすのは糖質、つまり炭水化物である。そうなると小麦粉は大敵。脂質や塩分などの制限はないために、ラーメンではスープは通常低糖質だが、麺が炭水化物の塊。

 

ではどうするか。小麦粉をそのまま比較的糖質量の少ない大豆粉などに変更するか。ただその手だと明らかに味は落ちる。ラーメン麺特有のツルツル感が損なわれるし、風味が違う。

それは炭水化物ー食物繊維=糖質量という公式を応用することでくぐり抜けられる。なので通常低糖質をうたうラーメン〜カップ麺製品には大豆粉などの代替原料を麺に用いると同時に難消化性デキストリンなどの無味無臭の食物繊維をスープか麺に盛り込むことによってマイナスできる食物繊維量をかさ上げして糖質オフを実現するのだ。

今回紹介する低糖質ダイエット/ロカボ対応タテ型カップ麺の明星食品『明星 低糖質麺 ローカーボNoodles ピリ辛酸辣湯 / まろやか鶏白湯』もその手法で糖質オフを実現。食物繊維は麺に練り込まれると同時にスープに溶かされている。ただ食物繊維なので敏感な人は単独ならまだしも、あれこれ繊維入り食品を食べ過ぎるとガスが出やすくなるので注意が必要だ。

 

 

『明星 低糖質麺 ローカーボNoodles まろやか鶏白湯』

(54gうち麺40g・希望小売価格 税抜180円・2018年7月30日発売)

 

今回リニューアルされた『明星 低糖質麺 ローカーボNoodles まろやか鶏白湯』。糖質制限に脂質は関係ないので、濃厚スープは風味を調整するためにも必須だが、それを鶏白湯スープでまろやか仕立てスープにすることで、麺の違和感を最小限に持っていく。

湯入れは3分。穏やかなチキンの香りがふわりと沸き立つ。麺は定番日清「カップヌードル」は65gだが、これは40gと6割程度しかないので、物足りないのは覚悟しよう。具材はサラダチキン的味付鶏肉とネギのみ。3分の蒸らし時間終了後に蓋をめくっても、不審な香りがしないのがすごい。

塩分を気にしない人はお湯少なめの方がいいかも

食べてみると、大豆麺的なざらつきも最小限。あえて縮れを大振りにすることによって、違和感を感じにくくしているようだ。スープも鶏だしがよく出ていて、美味しいと言いたいところだが、このシリーズはなぜか塩分も下げてしまうのが不満だったが、リニューアルしてもまだ、やはり塩味が控えめ。コンビニ舌の持ち主なら、明らかに薄いと感じるだろう。

ゆるふわカール的

糖質制限に塩分は関係ないし、腎臓を壊しているか高血圧でもなければ塩分制限は意味がない。全方位にヘルシーにいきたいという気持ちはわからないでもないが、せっかくの風味調整が、最後の最後でぼやけたものとなるのはいかがなものか。

 

 

『明星 低糖質麺 ローカーボNoodles ピリ辛酸辣湯』

(59gうち麺40g・希望小売価格 税抜180円・2018年7月30日発売)

気を取り直して、酸っぱくて辛い、近年流行の酸辣湯麺(スーラータンメン)ベースの新顔『明星 低糖質麺 ローカーボNoodles ピリ辛酸辣湯』を味わおう。湯入れ時間は3分と同じだが、蓋の上に後入れ液体スープが貼付されている。具材=かやくは卵、チンゲン菜、豆腐で、細かく四角い豆腐が大量にオレンジのスープ粉の中に見える。

食塩相当量は『明星 低糖質麺 ローカーボNoodles まろやか鶏白湯』より多いので期待。湯入れ〜蓋めくりまでは酸味は感じない。だが貼付のスープを投入すると、クセのある黒酢的な酸味がブワッと広がる。これは好き嫌いが分かれそうだ。

記者はもともと酸辣湯麺好きなので気にならない。一口スープを飲むと駆け抜ける爽やかな酸っぱさ。これは強力だ。麺をすすると、卵や豆腐やチンゲン菜と、騒がしい感じで麺の不自然さをうまく隠し通している。こっちの方が美味しい。

辛さは激辛ではなく、程よく吐息が熱くなる程度。ただ通常の酸辣湯麺に比べると、肉の旨味が控えめで、むしろ豆腐や野菜などのヘルシーな味わいが主体。ギルトフリーではあるけれど、少々物足りない。

ちょっと厳しめの意見も書いたが、糖質制限ダイエットやロカボ食実践中なら安心して食べられるこれらの製品はまさに救世主。普段我慢して食べていない人なら、かなり美味しく感じると思う。

入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。

 

 

公式サイトはこちら

記者

アバター画像

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

この記者の記事一覧

photo by 尹 哲郎

トラックバック