はるやま『ハイドロ銀チタン®スーツ』あの“花粉を水に変える”技術がスーツに搭載された!

“花粉を水に変える”という画期的な新素材「ハイドロ銀チタン®」。医療現場から生まれた素材として、マスクに採用されるなど一躍脚光を浴びている。そんな「ハイドロ銀チタン®」をスーツの生地に採用したのがはるやま『ハイドロ銀チタン®スーツ』だ。すでに2018年3月12日に新発売となったこのスーツは「花粉ハラスメント」に大きな効果を発揮するという。いったいどんな特徴があるのか? メディア向け記者発表会で語られた、その効果とは?

花粉シーズンに手放せない画期的なスーツが爆誕!

3月12日に全国のはるやま店舗で発売された「ハイドロ銀チタンRスーツ」

はるやま商事株式会社(岡山市)は、花粉のタンパク質を水に変えるという驚きの新素材「ハイドロ銀チタン®」を生地に採用した『ハイドロ銀チタン®スーツ』(サイズ:Y、A、AB、BB体 各4~7号・カラー:ネイビー、グレー・メーカー希望小売価格 税抜69,000円(ツーピース)、税抜73,000円(ツーパンツ)・2018年3月12日発売)を発売した。

 

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すでに、この「ハイドロ銀チタン®」技術を採用した花粉対策商品は40社から開発されている。しかし、スーツといった紳士服に採用されるのは業界初のことだという。

記者発表会に登壇した治山正史社長

3月12日に行われた記者発表会では、はるやまの治山正史社長が「今年は昨年の2倍ものスギ花粉が飛散しているそうです。ハイドロ銀チタン®スーツで、“花粉ハラスメント”対策をしてください」と説明。

 

「花粉ハラスメント」?

 

それは、いったい何なのだろうか。詳しくは以下の動画を見ていただきたい。

こうした花粉ハラスメントによって、大きな経済損失が起きていると治山社長は説明。「ビジネスマンのいちばん広い面積を覆っているのがスーツ。なんとか、ハイドロ銀チタン®の技術が活かせないかと試行錯誤してきました。熱意が実り、ようやく発売できます。皆さんに喜んでいただきたい」と声高に語った。

 

花粉だけでなくハウスダストや汗のニオイにも効果大

続いて登壇した「ハイドロ銀チタン®」を開発したDR.C医薬の岡崎成実社長

「ハイドロ銀チタン®」を開発したのは、産婦人科医師であるDR.C医薬株式会社(東京都新宿区)の岡崎成実社長。パキスタンのペシャワールで活動をしていた際、現地の不衛生な環境を目の当たりにして「服でなんとかできないか」と考えたという。そこで、医師や看護師が身につける白衣や、タオル、ガーゼなどに「ハイドロ銀チタン®」を採用し、感染症対策として効果があることを実証したという。つまり「医療現場から生まれた」新素材ということなのだ。

 

しかし、いったいどういう仕組みで花粉を水に変えることができるのだろう。

簡単に言えば「ハイドロ銀チタン®」を繊維に浸透させることで、付着した花粉だけでなくハウスダストや汗などの不衛生なタンパク質も分解され、水へと変化するのだ。これは外回りの営業サラリーマンなどはありがたいに違いない。ふだん、めったにスーツなど着ない記者ではあるが、このスーツなら着てみたいと思った。冠婚葬祭用に1着しつらえてみるとしようか。

 

なお、原材料の主成分である酸化チタンはファンデーションにも使われている安全性が高い物質。分解によって発生した水は蒸発するため、スーツが濡れてしまうといった心配もない。

すでに発売されている「ハイドロ銀チタン®i-shirt」

「ハイドロ銀チタン®」自体の効果は半永久的で、この「ハイドロ銀チタン®スーツ」も普通のスーツと同じお手入れでOK。すでに先行して発売された『ハイドロ銀チタンRi-shirt』(サイズ:S、M、L、LL、3L・カラー:ホワイト、サックス・グレー、ピンク・ラベンダー他・素材:ポリエステル100%・希望小売価格 税抜6,100円・2018年2月10日)も洗濯機で普通に洗って大丈夫だそうだ。

治山社長(右)と岡崎社長(左)がガッチリと握手。今後の商品開発にも期待が集まる

「ハイドロ銀チタン®」について、DR.C医薬の岡崎社長は「小さいころから花粉やダニを吸い込むとアレルギーを発症します。ハイドロ銀チタンRで抗原を分解することで、大人になってからの発症を防ぐことができます」と説明。これを受け、治山社長が「この素晴らしい技術をお借りし、ビジネススーツで皆さまの健康に貢献していきます」と、引き続き商品展開をしていく姿勢を強調した。

 

なお、現在はるやま全店舗で「ハイドロ銀チタン®スーツ」の購入が可能。お近くの店舗などの詳細は、はるやま公式サイトをチェックしよう!

 

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塩田和夫

東京都在住、WEBライター。フラットな視点が持ち味。

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photo by 尹 哲郎

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