『ぺヤング ソース焼そば プラス 納豆』熱した納豆の猛烈な臭気に、負けるもんかと意を決して食べてみた!

「ペヤング ペペロンチーノ風やきそば」や「ペヤング チョコレートやきそばギリ」など、かなり最近は逸脱した動きを見せているペヤングから、今度は『ぺヤング ソース焼そば プラス 納豆』が登場。何はともあれ食べてみよう!

セブン&アイグループでしか手に入らないということは、全国発売できない理由がある気がしてならないが…

限定品というのは結構地雷率が高い。おたナビで何度も痛い目に遭っている。中でもスナック菓子とカップ麺は地雷の宝庫。そうして得た教訓は、”全国発売に踏み切らないのはそれなりの理由がある”ということ。


このまるか食品『ぺヤング ソース焼そば プラス 納豆』(126gうち麺90g・希望小売価格 税抜185円・2017年2月27日発売)は、セブン&アイグループ特別商品ということで、同グループ店でしか入手できないので危険なメロディーが脳内で響き渡り始める。


かやくはキャベツ、ひきわり納豆、味付け鶏ひき肉。ちなみにこの”かやく”は加薬と書き、火薬ではなく”加える薬味”をさすので念のため。もともとは漢方薬に薬効を高めるために加える薬の意。納豆は乾燥納豆、いわゆるドライ納豆として後入れとなる。ちなみにいつもは入っている青海苔のふりかけ小袋は今回はなし。


さて先入れかやくを入れて、湯入れで3分蒸らして、湯切り。

そしてソースを混ぜ混ぜ。

ここまでは何の変哲も無いいつものペヤング。味見してもいつもの味。そうしていよいよ問題のフレーク状に乾燥した納豆の投入である。


絶句。納豆フレークのままなら何の問題もなかったのだが、熱々の麺の上にふりかけると、猛烈な臭気が立ち上る! これは臭い。関西人に比べて関東人は納豆に強いと言われるが、温められた納豆臭の破壊力は、関東出身の記者でもクラっと来るほど。まかり間違ってもオフィスなどで食べたら一大事確実。


そして混ぜれば混ぜるほど臭気は加速する。これはたまらない。でも食べなければ。一口、二口、三口…。うーん、味はそんなに問題ない。こんなに臭いのにまずくないのが何とも不思議。ただし食感がぬるっとするのはかなり変。ぬるりつるりと焼きそばがウスターソースと納豆の醸し出す味わいとともに口の中に入ってくるのは、生まれて初めての体験。これはとてもとてもおすすめできないまずい焼きそばと断罪しようとしたのだが、ちょっと待って。


こうして書き綴っている間に、鼻がバカになったのか、匂いがあまり気にならなくなった。全部食べきることができずにくじけて放置したのだが、冷めることによって、臭気が控えめになっているではないか。


そうなると俄然興味が湧いてきて、再チャレンジ。おや、冷めたらそんなに臭くないし、納豆ならではの旨味が感じられるではないか。あの暴力的な臭気の蒸気がなくなってみれば、そんなに食べにくいものではない。どこか美味しくさえ感じてしまう。ぬるぬるも納豆特有の粘りにチェンジするので、納豆好きならイケる味わいかもしれない。

 

もちろん関西人にはおすすめできない。関東人でも普段から熱した納豆の臭気に慣れている納豆スパゲティ好き系の人にしかおすすめできない。でも心の底に冒険家を飼っている記者のようなタイプだと、かなり楽しめる。リピートはしないと思うが、それでも面白い体験をさせてもらったので結構満足したのだ。怖いもの見たさ知りたさの人ならぜひ!

 

オススメ度:(ピンときたら、どうぞ)
公式サイトはこちら

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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