4方向に開き、機能的に荷物を収納!『プロテカ360』 日本製の高品質と軽さ、美しさ際立つリブランディング

総合バッグメーカー、エース株式会社(東京・渋谷区)の新しいスーツケースの登場である。

といっても、全く新しいブランドの誕生というわけではなく、今年で生誕10周年を迎えるエースの基幹ブランド「プロテカ」を、デザイナーの佐藤オオキ氏をクリエイティブ・ディレクターに迎えてリブランディングしたというもの。

そのプロテカのフラッグシップモデルの『プロテカ360』を今日はご紹介しよう。今月下旬より発売開始予定の新生「プロテカ」である。

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スーツケース左下部分やキャスターの車輪部分、それに内装生地やバックルには、新生プロテカのロゴである頭文字の「P」が描かれる。

ちょうど子供が一筆書きで書いたようなPの字は、大切なものを両手で抱え、滑らかに動く様をイメージしてデザインされている、とても印象的なロゴである。

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また、この新しいプロテカは、MADE IN JAPANの、しなやかで強い品質の良さにこだわりを持つ。

手に持つと非常に軽く、従来の硬くて重いスーツケースのイメージを払拭する仕上がりだ。

バッグの開閉はファスナー仕様で、しかも縦横4方向、どこからでも開閉できるのが最大の特長でもある。

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荷物をパッキングする場所や、詰める荷物に合わせて、自由に開閉できるのは思いのほか便利である。

バッグ全体の軽さ、柔らかさと相まって、旅に出ることがとても身軽に楽になる。パッと開けて、パッと出掛ける。そんな旅心を誘うバッグなのである。

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上の写真は「悪い例」だが、ファスナーは、ヒンジ部になる一辺では、できるだけ長く真っ直ぐに閉じておく。上の写真のように、短く閉じて、そこで開閉すると、ファスナーを破損するおそれがあるのだ。

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収納部の特長は、何と言っても、この立体ポケット。ケースか片側に、こうして立体的な収納スペースを設けることで、ケースの片側に集中して荷物を詰めることができるのは、非常に便利である。

これがないと、ケースの左右、両側に荷物を詰め、最後にフタをするときに、荷物を詰めた片側を起こさなければいけないので、フタをする前に、どうしても荷物が崩れてしまうのである。

この立体ポケットは、そうした不便も解消してくれる。よく使う人の、ちょっとした使い勝手を、よく考えた設計になっている。

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片側に集中して荷物を詰めると、もう片側にはメッシュポケットが装備されていて、そこには読みかけの新聞や雑誌、書類などをスマートに、取り出しやすく片付けることができる。

ファスナーのロック部は、海外旅行用バッグお約束のTSAロック。バッグの色は7色、サイズは重量2.9kg~4.5kgまで4サイズが用意されている。価格は、サイズにより税別5万5000円~7万4000円となっている。

飛行機での旅行では、荷物重量の超過重量分の追加料金はバカにならない。おおむね20kg前後を超えると追加料金がかかってくるが、その際に、スーツケースの重量が占める割合は意外と大きいのである。

従来の7~8kgもあるスーツケースと、今回の新しいプロテカを比較すると、バッグ重量は約4kgも違う。その差の分だけ、荷物を多く詰めるメリットは非常に大きい。 これからスーツケースの購入を検討される方は、しなやかで強く、日本製の高品質が実感でき、機能的で美しい『プロテカ360』を選択肢に入れてみてはいかがだろうか。

 

オススメ度:(良い商品です)

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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