『ひろし』、お前は誰なんだ!?『ゆかり/かおり/あかり/うめこ』と食べ比べてその正体を探る【ふりかけ・かけ比べ】

誰を推す?

 

2月1日、仲睦まじい4人の女性の前に突如として現れた男、それこそがシリーズ初の男性名となる『ひろし』だ。日本三大菜漬の1つ「広島菜」を使用した青菜ごはん用ふりかけと言っているが…。その正体を暴くべく、ふりかけシリーズ『ひろし/ゆかり/かおり/あかり/うめこ』を食べ比べしてみた!

 

突然の男性名にネットも騒然。公式は関係性はないと否定するが…

学生の頃、お弁当のごはんに入っていると嬉しかった

三島食品株式会社(広島市中区)の赤しそふりかけ『ゆかり』は、1970年に発売されて以来、半世紀以上にわたり同社を支えてきたふりかけの定番商品。その長い年月の間で姉妹商品が誕生し、青じそふりかけの『かおり』とピリ辛たらこの『あかり』とともに、ふりかけ3姉妹としてSNSでも話題となった。

 

さらに、昨年2月には新しく『うめこ』が登場。3姉妹との具体的な関係性は公になっていないが、妹なのか友達なのかと妄想を膨らませながら、キャッキャウフフと楽しんでいた。

突如現れた…『ひろし』。この関係はどうなってしまうのか

だが、その関係に割って入ったヤツがいる。それこそが今年2月1日に現れた『ひろし』(16g・希望小売価格 税抜130円・2021年2月1日発売)だ。本シリーズ初の男性名とあってネットでは盛り上がりを見せた。果たして兄弟なのかお父さんなのか、はてまた誰かの恋人なのか…その正体は全く開示されていない。

左から『ゆかり』、『ひろし』、『かおり』、『あかり』、『うめこ』

このままでは4人の関係が壊れてしまうかもしれない。全5種類を食べ比べて『ひろし』と4人の関係性を追求しなければ!

 

『ひろし』

日本三大菜漬の1つにも使われる広島県産の「広島菜」を100%使用

『ひろし』は広島県を代表する食材「広島菜」を100%使用した青菜ふりかけ(厳密には「まぜごはんのもと」)。「広島菜」の特徴でもある鮮やかな色合いが活かされた一品だ。白いご飯の上に掛けると、ほかの4人にはない発色の良さがよくわかる。

乾燥ふりかけなのでごはんに混ぜ込んだ後はやわらかくなるまで待機。しっとりとした方が風味よく感じられる(カリカリでもおいしい)。

 

気になる味は、クセがほとんどなく非常にバランスの良い味わい。日本三大菜漬と呼ばれるだけあって少々しょっぱさがあるものの、シャキッとした広島菜の食感と風味もあってご飯との相性が抜群に良い。ザ・和食といった古風な味わいで安心して食べられる。そう、例えるなら一家の大黒柱のような信頼のできる仕上がりだ。『ひろし』やるじゃないか。

 

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『ゆかり』

三島食品を50年間支えてきた『ゆかり』(26g)は、この商品のために作られた独自品種「豊香」を使用したこだわりの赤しそふりかけ。品種・栽培・加工すべてにこだわっており、しそならではの香りと味わいを楽しめる。

その証拠に、袋を開けるとしその香りが一気に広がる。これだけでご飯が進むくらい。だが、味は非常に繊細で、主張しすぎない程度のしその酸味と風味。あくまで白ご飯をメインとしながらも、ちょっとだけ贅沢を色付けするような特別感がある。後味に残るしその香りは、いつも凛とした存在感で頼れる長女を思わせる味わい。

 

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ー番外編ー「ソフトふりかけ ゆかり」

実は『ひろし』の発売と同日、『ゆかり』の派生商品「ソフトふりかけ ゆかり」も発売となった。こちらはカリッと乾燥した『ゆかり』に比べ、しっとりとしたソフトなふりかけとなっており、香りが格段に広がる仕立てとなっている。ただし、しょっぱさやしそ感などは若干控えめ。しその香りを堪能したい人におすすめだ。

 

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『かおり』

垢抜けて大人の女性に育った『かおり』

続いては『かおり』(15g)。青しその色を活かした爽やかな香りが特徴のふりかけだ。お姉ちゃんの『ゆかり』と似た顔立ちだが、ご飯に混ぜるのはもちろん、スパゲッティや肉・魚料理などにふりかけて薬味のような使い方もできるハイスペック女子。

梅酢の酸味が減ったためか、しその香りがダイレクトに伝わってくる。薬味らしい強さだ。『ゆかり』はしっとりとした食感と繊細な味わいだったが、『かおり』はしその葉の食感と味がしっかりと残っている。ご飯に対してはこちらがメインとなるくらい主張が強い。反発心の強い次女を思わせる味わいだ。

 

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『あかり』

他にはない海の香り。これは食欲をそそる

3女として誕生したのが、ピリ辛味のまだらこふりかけ『あかり』(12g)。シリーズのなかで唯一魚卵を使用した異色のふりかけだ。その性格から、辛子明太子のようにごはんだけでなくスパゲッティやサラダなどのトッピングとしても親しまれている。

見た目も味も香りも辛子明太子そっくり。文字通りピリッとした辛さが舌を刺激する。つぶつぶ感もしっかりと残っており、噛むごとに魚卵の旨味を感じられるから食べるのが楽しくなる。ご飯の甘味もプラスされて口の中が次々と味変をされていくのだ。ちょっぴりツンツンでエンターテインメントが好きな自由気ままな三女の味わい。

 

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『うめこ』

戻しが甘いとぐにゅっとした食感。好みに合わせて時間を決めてみてほしい

最後は昨年2月に登場した『うめこ』(12g)。先に発売された3姉妹とは全く異なるカリカリ梅タイプの商品だ。実はふりかけではなく「まぜごはんのもと」として発売されており、実は『ひろし』と同タイプの商品である。

少量でもご飯よりもはるかに存在感があるので、かけすぎは注意

そのため、ご飯に混ぜてからやわらかくなるまで待機が必要だ。粒が大きく、口に入れればカリッとした食感が美味しい味わいを楽しめる。その反面、味は非常に大人しくほんのりと口に広がる梅の味と酸っぱさ。塩分はあるがしょっぱさは感じにくく素朴な仕上がり。梅というイメージもあってか、母のような味わいだ。

 

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『ひろし』と『うめこ』は夫婦みたいな関係と予想

2月に発売された『ひろし』と、3姉妹+1のふりかけを食べ比べしてみたが、どれも個性のある多様性を感じる味わいだった。そのうえで記者なりに妄想したのが、『ひろし』と『うめこ』の夫婦らしい味わいだ。ぱっと見全く違うふりかけなのだが、個々のレビューでも述べたように、『ひろし』は父らしい信頼の強さ、『うめこ』は素朴な母らしさを感じた。

実は『ひろし』はもともと「ひろこ」という名前が候補で挙がっており、三島食品は関係性は無いとしつつも似たコンセプトで作られたと予想できる(「まぜごはんのもと」という共通項もある)。食べ比べると妄想がどんどん広がっていくのがまた面白い。

 

ちなみに、記者がだれか1人を選ぶとすれば、ひいき目なしに『ひろし』が一番お気に入りだったことをお伝えして今回のレビューを終えようと思う。父強し。

 

『ひろし/ゆかり/かおり/あかり/うめこ』は全国のスーパーほかで発売中。

 

あわせて読みたい:『三島食品監修 ゆかり®使用 塩焼そば』香ばし塩焼きそばに赤しそふりかけの名作「ゆかり」を合わせた絶妙味!

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記者

森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

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