糖質50%オフの麦芽100%生ビールとして『アサヒ ザ・ドリーム』が堂々のリニューアル。その味わいは?

ビール製造販売会社はビールの販売が経営の軸であるが、ビール商品の柱が『スーパードライ』一本という状況だったアサヒビール。これを打破すべく、昨年3月にビールとしては実に7年ぶりとなる新ブランド『アサヒ ザ・ドリーム』を立ち上げて注目を浴びた。そして約1年後、日本初となる”糖質50%オフなのに麦芽100%生ビール”という謳い文句でリニューアル。果たして、どのように変わったのだろうか。

糖質50%オフビールとは思えない骨太の味わい

日本人の“ソウルドリンク”といっても過言ではないビール。何十年も大手ビールメーカー数社がシェア獲得競争を繰り広げてきた。その中でアサヒビールは『スーパードライ』一本で戦うといった状況で、少しシェア争いから遅れを取っていた。その巻き返しとして昨年、7年ぶりのビールの新ブランド『アサヒ ザ・ドリーム』を市場に投入。巻き返しを図った。

 

それから1年。なんと日本初の「糖質50%オフの麦芽100%生ビール」となって『アサヒ ザ・ドリーム』(350ml/500ml・オープン価格・2017年2月6日発売)が帰ってきた。パッケージも従来のレッドとホワイトを基調とした旧「ASAHI」ロゴデザインから、ゴールドをベースとした高級感のあるデザインへと変更。「ASAHI」ロゴも「スーパードライ」などと同じものに戻した。ブランドイメージもあるので、このリニューアルは正解ではないだろうか。それでは、さっそく飲んでみようじゃないか!

糖質50%オフを謳っているだけあり、含まれる糖質は1.0~1.5g(100mlあたり)。通常のビールが3.5g程度が一般的なので、なるほど50%オフだ。しかも、エネルギーも34kcalと通常のビールの70%程度。これには腹回りが気になるメタボおじさんもうれしいヘルシーさだ!

白い泡が実に「飲欲」をそそる、王道のビール。喉ごしはスッキリしているのに、しっかりと麦芽のコクを感じられる。これが糖質50%オフとはとても思えない。重厚なビールとしての味わいが、きちんと確保されている。

やはり、麦芽100%生ビールはダテではない。同じ麦芽100%ビールのサッポロ「ヱビス」、サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」と勝負できる本格派ビールに生まれ変わったと言っていいだろう。

まとめ:数少ない麦芽100%ビールの雄となれる存在

ビールづくりに真摯に取り組んできたビールメーカーならではの、アサヒのエース格になり得る逸材ビール「アサヒ ザ・ドリーム」。しかも、麦芽100%で糖質50%オフという強みがある。ただ「飲めばわかる」というプロモーションでは、シェア拡大には少し足りないかも。

 

同社では初めて「アサヒ ザ・ドリーム」公式ツイッター(@asahi_the_dream)でプロモーション展開するというが、今どきツイッターアカウントを作ったことがプロモーションになるのかどうか疑問。しかも、CMのイメージキャラはラグビー五郎丸選手を継続起用。こんなことを言っては失礼かもしれないが、話題性・タイミングという面ではいささか物足りない人選のような…。ビールとしての完成度が高いだけに、定番として残っていってほしい商品なので、そのあたりを上手に展開してほしいと記者は考える。

 

 

オススメ度:(買っても損はない)
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記者

タック二階堂

タック二階堂

40代男性。東京都出身。本業である雑誌編集の傍ら“ボカロP”としても活動。著書に『「ボカロP」になる本』(工学社)がある。

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