『ペヤングソースやきそば』歓喜の復活! 時代に反するライトな味わいも大人にとってはまさに青春の味なのだ!

 

味は確かに同じペヤング。麺が細くなったと感じたら、その理由は?

ひとくち食べるともう懐かしのペヤング味。サラリとしつつまろやかなあっさりソースと小麦の香りのする麺のハーモニーは、やはり独特。昨今のマヨネーズなどの協力も得てドロドロに輪をかけているタイプの焼きそばとは別メニューともいうべき味わいだ。
テレビ番組でダウンタウンの松本人志も絶賛していたが、ある程度の大人世代にとってこの味は代えがたいものがある。

販売停止直前のものと確かに味に変更はないようだ。でも「あれ、麺が以前に比べて細くなってない?」と感じた人もいるだろう。そういう人はペヤングにかなりブランクのある人。

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2010〜2011年あたりで麺は多少細く変更されているようなので、それ以前の記憶が強い人はそんな感覚を抱いてしまっても無理はない。

 

青春の味は、代えがきかないものなのです。

近年の濃厚タイプでマヨネーズをビーム状に放射するタイプの焼きそばも記者は好きだ。それでもこの『ペヤングソースやきそば』の味も大好きだ。どちらかに決めるなんて、できない…。多分に郷愁というスパイスもかかってしまっているのかもしれないが。

余談だがこうした歴史の古い商品は自分なりのアレンジを加えて食べている人も多いもの。単純にソースを満遍なく絡ませるか、あえて白いところを残してまだらにするか、ということに始まって、蒸らし分数の調整もごく普通に行われているもの。

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参考ながら記者は、一度麺を取り出してかやくを底に入れ、ガーリックを入れて調理、1分ちょいでシェイカー動作含めて念入りな湯切りをしてそのまま1分放置、フタを開けてまずラー油を十字を切るようにササッとかけてコショウを入れ、ソースを2/3だけ使う、なんていう宗教儀式のような面倒くさい手順で食べていた。これだと硬めの麺とライトなソース風味が光る仕上がりになるのだ。万人におすすめは出来ないけれど。

 


とにかく「四角くって食べやすい。気が利いてるよな!」「ウースッ!」という流れの昔のCMを知る人なら、懐メロを聴くように遠い目になってその味わいを楽しめるので、問答無用でオススメ。

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一方最近の濃厚好きな若い人は物足りなく感じてしまうかもしれないが、全てはここから始まったというスタンダードを知るという意味では勉強になるはずなので、カップ焼きそばファンを自認するなら試してみるべきである。

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オススメ度:(絶対におすすめ)
公式サイト:ペヤングソースやきそば

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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