あくまで柔らかく、細かく、刺激的なニッポンの炭酸水。バランス際立つ!『い・ろ・は・す スパークリングれもん』

うやく日本にも、美味しい炭酸水が出揃ってきた。かつて海外で高山病になったとき、ホテルの部屋で飲んだ炭酸水の旨さが忘れられず、帰国後いろいろ探したが、当時、日本で美味しい炭酸水というと、イタリア産の「サンペレグリノ」くらいしかなかったものだ。

しかし、2014年の日本では状況が一変している。日本の天然水独特の、口当たりのいい軟水に、フルーツのフレーバーを軽く加え、小気味いい刺激の炭酸が入ったスパークリングウォーターが、好みに応じて選べるのである。

5月19日にコカ・コーラから発売された『い・ろ・は・す スパークリングれもん』。これは、清冽で優しく、爽快な刺激に満ちた炭酸水だ。

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ボトルに入っている状態では、どう見てもただの天然水にしか見えない。しかし、ひとたびキャップを開けて、グラスに注ぐと、きめの細かい泡が、グラスの底からとめどなく沸き上がってくる。

炭酸水を味わう楽しみは、この泡立ちを見るときから始まっている。硬水が主流のヨーロッパの天然の炭酸水とは、かなり雰囲気の違う柔らかさが、この泡立ちにも感じられるのだ。

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口に含むと、思ったよりも甘い。甘いが、炭酸の刺激と絡まって、悪い感じはしない。そして、軽いレモンのフレーバー。

この『い・ろ・は・す スパークリングれもん』には、瀬戸内産のレモンエキスが使用されているとのこと。その爽快な味わいと軽い甘みと炭酸の刺激。このあたりのバランス感覚が、とても美味しいのである。

このバランスが崩れると、やはりヨーロッパのナチュラルな炭酸水には勝てないが、いまや、日本の炭酸水は、かなりイイ線いっているのではないだろうか。

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「い・ろ・は・す」ブランドは、「美味しく天然水を飲んで、しぼってリサイクル」というエコ思想を取り入れていることでも知られる。今回の「スパークリングれもん」には、植物由来の「プラントボトル」を採用し、飲み終わると、本当に小さく“しぼる”ことができる。

写真は、ラベルごとしぼっているが、ラベルとキャップはプラスティックごみ、ペットボトルはリサイクルである。

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「い・ろ・は・す」では、今回、「スパークリングれもん」と同時に、レモンフレーバーの入らない「スパークリング」も発売。

メーカー希望小売価格は、レモン入りが税別130円、レモン無しが税別120円、どちらも515mlペットボトル入りで、全国販売されている。

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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