子どもに今必要なのは、発見力と創造力! くもん出版の新シリーズ「KUMON TOY STEAM」から、第一弾の『考える 生きもの分類カードゲーム』で遊んでみた!

共通点は何かな? 親子で考えながら色んな分類を創り出してみよう!

 

突然だが、我が子にはどんなふうに育ってほしいだろうか? 記者は常々、自分で考える力、そして答えを導き出して困難に立ち向かう力を身に付けてほしいと思っている。そんな教育にぴったりのシリーズ「KUMON TOY STEAM」がくもん出版から登場した。今回は第一弾として発売された『考える 生きもの分類カードゲーム』をご紹介! 生きもの大好きな息子たちと一緒に遊んだ様子をリポートしよう。

 

思考力を育てる『考える 生きもの分類カードゲーム』

株式会社くもん出版(東京都港区)が「未来を自分の力で切り拓いていく力を育てること」をコンセプトとした新シリーズを発表! その名も「KUMON TOY STEAM」は、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、アート(Arts)、数学(Mathematics)を横断的に学ぶ “STEAM教育” を軸にしたシリーズだ。

その第一弾として発売されたのが、今回ご紹介する『考える 生きもの分類カードゲーム』(対象年齢5歳~・価格 税込1,815円・発売中)。全76枚ある生きものカードの中から、その分類や特性などによって同じマークを集めていくカードゲームだ。

生きものの共通点を見つけて、考え、遊びながらどんどん深まる知識。自分で共通点を見つけてオリジナルの分類を創り出していくことで、自ら問いを見つける「発見力」と自分なりの答えを創り出す「創造力」が楽しみながら養われていくそうだ。

 

違う生きものに意外な共通点…そんな発見が楽しい!

セット内容は生きものカード76枚、得点表カード4枚、解説書1枚と…

こちらのパッケージ兼ヒントケース。このA / Bという丸いのぞき窓から生きものを予測してカードを選ぶこともできるという、なんとも楽しい仕掛けだ!

さっそく、生きものが大好きな5歳の息子たちと一緒に遊んでみよう。まずはカードをずらりと並べてみると、どんな生きものがいるのか早くも興味深々! ライオン、ジンベエザメ、オオカマキリ…などなじみのある生きものから、絶滅危惧種のメキシコサンショウウオ、有毒性のある珍しい鳥類ズグロモリモズなど聞いたことがない生きものまで、その種類の多さには驚きだ。

プレーヤーにカードを3枚ずつ配ったら、残りのカードは裏返して山にしておこう。その山から1枚引いては手持ちのカードを1枚捨て、一番早く同じ分類の生きものを3枚揃えた人が勝ちというシンプルなルールだ。

5歳だとまだ文字はあまり読めないが、分類はカード上部の色で区別できるから分かりやすい。息子も「ココが同じ色のカードを揃えたらいいんだね! 」とすぐに理解できたようだ。

残りのカードは裏返して山にしてもいいが、ヒントケースに入れておくとより楽しさアップ! のぞき窓から見える色や形からその生きものを予想するのも、子どもにとってはかなり頭を使うようだ。「黒と白のシマシマ模様ってことは…もしかしてシマウマ!? 」と息子。今まさに自分で考える力が鍛えられていることを目の当たりにし、親としてもなんだか嬉しくなる。

「やった~ピンクが3枚揃ったから僕の勝ち! 」と嬉しそうな息子。揃ったカードを見て「僕たち人間とシマウマやアザラシって全然違う生きものだと思ってたのに、こんなに共通点があるんだ…」と新たな発見もあった様子。5歳だとまだ少し難しいが、小学生になれば、胎生か卵生か、肺呼吸かエラ呼吸か、変温動物か恒温動物か…そんな分類ごとに点数を決めて勝負する上級向けのルールにもチャレンジできるだろう。

そして、このカードゲームの醍醐味は「オリジナル役」を創っても楽しめるところ。カッコイイとか、羽があるとか、足の数が一緒とか、名前に〇の文字が付くとか…共通点は何でもいい。点数を決めて得点表に書き込めば、その生きものが揃えば何点! なんて新しいルールが創造できる。

例えば、これは息子が集めた「手にハサミがある生きものシリーズ」。

長い生きものシリーズ、口が怖い生きものシリーズなんていうのもユニークで面白い…!

実はこのオリジナル分類を考えるのが、我が家では一番盛り上がったポイントだ。最後は「一番面白いグループを作った人が勝ち~! 」なんてちょっと違うゲームになってしまっていたが(笑)これだけでも考える力が鍛えられていることは言うまでもない。

 

生きものカードで楽しく “STEAM教育” を取り入れてみよう

くもん出版の『考える 生きもの分類カードゲーム』は、ルールに沿って遊べば知識が深まり考える力が養われるし、自由に分類すればユニークな創造力が生まれる楽しいカードゲーム。5歳だとまだ「同じ分類を集める」「自分でオリジナル役を作る」という簡単なルールで遊ぶのがメインになるが、それでも子どもの脳を刺激するには十分すぎるくらいだ。

 

小学生になれば上級ルールで大人と本格的な対戦ができるし、さらには得点の計算力も鍛えられるだろう。“STEAM教育” なんて専門的な教育方法だから我が家には無縁…そんなふうに思っているパパママでも、生きもので学ぶカードゲームなら楽しく取り入れられるのでは?

 

商品は全国の玩具店やオンラインショップ、くもん出版の公式オンラインショップなどで購入できる。

公式サイトはこちら

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Mugi

ライフスタイル・食・美容・子育てなど、あらゆるジャンルで年間300本以上のレビュー記事やコラムを執筆するフリーライター。薬事法管理者。プライベートでは3人の子育てに奮闘中。

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