【新旧比較】カップ焼きそば特有の”ふた裏キャべツの呪い”をキャンセルすべく生まれ変わった(!?)『日清焼そばU.F.O.』の本当のところ!

どこまで付き合う?

内田裕也と鳥人(?)の奇怪な共演CMでおなじみの『日清焼そばU.F.O.』。今回は何とも不思議なフタのみリニューアルだという。近年問題になっているフードロス問題に一石を投じるために開発した、いわゆる”ふた裏にキャベツがくっついて残りがち”というカップ焼きそばあるある退治にひと役買うらしいが…。

リニューアルというほどのものではないが、フードロス問題を考えるきっかけになるかもしれない新ふたデザインと「キャベバンバン」

どう計算したのか今ひとつ不明だが、いわゆるカップ焼きそば特有の、湯切り時にふたにキャベツなどのかやくがくっついてしまう”ふた裏キャペツの呪い”で、ふたにくっついたまま捨てられてしまうキャベツが、『日清焼そばU.F.O.』だけで年間約4.17トンあるんだそう。

昨今はまだ食べられるのに捨てられてしまうフードロス(食品廃棄)がエコでないと問題になっている。そこでまず日清食品『日清焼そばU.F.O.』(128gうち麺100g・希望小売価格 税抜180円・発売中)はふたをリニューアルした。

フィルムパッケージの上からではわからないリニューアル

もちろん中身も同じ

リニューアル前

とはいえ、ふたのデザインだけのリニューアル。湯切り時に下半分となりキャベツが貼り付きがちな地点を8箇所、順に叩けという指示が書いてあるだけ。

リニューアル後

拍子抜けするが、実際にやってみると、確かに落ちる。無駄がない。ただリニューアル以前のものでも、同じようにすればもちろん落ちる。ということは他メーカーのものでも…。

何はともあれ、発想の勝利だし、記者も本体を傾けてかやくを麺の脇に滑り込ませてつきにくくするということはやっていたが、ふたを叩くのは思いつかなかった。

 

では実際に新旧で比べてみよう。

リニューアル前のもので作ると、このように確かにキャベツは少し残ってしまう

 

ではリニューアル品ではどうか。

内容物も変更なし

 

湯切り口も同じ

指定の場所をトントンしていく

そしてふたをめくると…。

ほぼ完璧にふた付きを回避できた。

そこから後はいつもと同じ

味はもちろん変更なし。甘辛度極まる関西地方で人気が高いのがよくわかるタイプ。「ソース食おうぜ! 旨さ凝縮 濃い濃いソース!」と表記されているだけあって、主役のソースの主張が半端ないタイプ。ソース欲が高まった際には最適なタイプ。

左がリニューアル後。右がリニューアル前

本気なのか!? クラウドファンディングで「キャベバンバン CBB-001」を予約受付中

クラウドファンディングとは、資金をネット上で広く集めるまず米国「キックスタート」が広めた新時代の集金方法。投資者は代わりに商品化が実現した場合に安く購入できるなどの特典があるのが一般的。

日清食品は、食べる前に『日清焼そばU.F.O.』のフタを「バンバン」と叩いてキャベツを落とし、フードロスを減らす『#キャベバンバン』プロジェクトを今年3月から始動しているのだが、その一環でキャベツ落としデバイス「キャベバンバン CBB-001」(328mm×195mm×78mm/ 200g・税込4,980円)を開発。

これが試作機

 

内容は「ダイ○ン」CMパロディ。

 

それでもこの製品を5月17日より日清食品グループ オンラインストアでクラウドファンディングによる予約販売の受付を開始している。もちろん5月31日(木)10時までに予約数が1,000個に達した場合にのみ販売という制限付きだが。

 

何はともあれ、キャベツがふた裏につかないのに越したことはない

キャベツのシャキシャキ感に定評がある『日清焼そばU.F.O.』なので、残さないに越したことはない。特徴であるマヨネーズに頼らない濃厚ソース味はキャベツとの相性も抜群だし。

入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能。

 

 

公式サイトはこちら

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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