『ショコラトル・デュ・デイビット』&『ピッチダークチョコレート』カカオを楽しむ大人向けブランド!
チョコレート界のキーワード”Bean to bar”を知ろう!
チョコレートは、ワインやコーヒーと同じく産地や品種、作り手によって酸味や香り、甘みが全く異なるもの。ここでぜひ知っておきたいチョコレートのワードが「Bean to bar」(ビーントゥバー)。 Bean to Barとは、カカオ豆の選定、調達、ローストから チョコレートになるまでの全ての行程を一つの工房で手がけること。
それが普通のように思えるかもしれないが、一般的なチョコレートは 製菓原料用のチョコレートを仕入れて、それに食材をプラスして加工しているものが多い。それとは違い、全ての行程を一つの工房で手がけるというのは、大変な手間と労力が必要。その分、カカオ豆ごとの最大の風味・味わいを自らの手によって表現することが出来る。なのでチョコレートのパッケージに「Bean to bar」という文字を見かけたら大注目すべきなのだ。
ちなみに「Bean to bar」のチョコレートに関しては以下の記事も参考にしてほしい。
『Bean to Barチョコレート』は高品質サードウェーブチョコの代表格/バレンタイン目前に5種食べ比べ!
究極のBean to barブランド「ピッチダークチョコレート」
アメリカはポートランドより2015年11月に 日本初上陸したブランドが「ピッチダークチョコレート」。貴重な単一品種のカカオ豆だけを使用し、豆本来の個性を最大限に引き出すことにこだわった、ビーントゥバーチョコレートブランド。カカオマスをマイクロ単位にまで粒子化させるこだわりで 「その品種のカカオ豆」でしか味わえない、極上の食体験が楽しめる。
ピッチダークチョコレート「80%Johe ヨヘ」は幻のホワイトカカオを使用!
ニカラグアのマタガルパで収穫された幻のホワイトカカオと呼ばれる アクリオラードをたっぷり使用した贅沢な一枚がピッチダークチョコレート「80%Johe ヨヘ」。原材料は、カカオと砂糖のみというシンプルさ。だからこそ、カカオの美味しさをより感じることが出来る。パッケージからチョコレートをスライドさせて取り出す。
こちらもパキッとした固さのあるタイプ。思ったより渋みや苦みが少なく、まろやか。香ばしいナッツの香りと青リンゴのような甘酸っぱさと共に、緑茶のアロマが口いっぱいに広がる。
アロマや香水で、はじめとおわりの香りの感じ方が違うように、このチョコレートは口に入れた時と、溶けていく時の感じ方・味わいが違うのだ。また、パッケージにもその感じ方を「NOTES」という記載で表現してある。 Noteとは、調子や様子を表す英語。アロマオイルなどでトップノート、ミドルノート、ラストノートなど、香りの変化を表す時によく使われる。それと同じように、このチョコレートにはNOTESの表記があるのだ。
「80%JOHE」のパッケージには”NUTTY/GREEN APPLE”と書かれている。記者も色々なチョコレートを食べてきたはずなのだが、こういった味の変化を感じるというチョコレートは初めてかもしれない。 ひとかけらをゆっくりと舌で溶かしながら、口の中に広がっていくカカオの風味と鼻に抜けていく香りをぜひ堪能したい1枚だ。
「80%Chuno(チュノ)」が生み出すスパイシーな味わい!
もうひとつ同じブランド「ピッチダークチョコレート」の「80%Chuno(チュノ)」を食べてみる。こちらは、ニカラグアのノーザンハイランド産トリニタリオ種カカオ使用。NOTESには”OLIVE、SPICY”と書かれている。フレッシュなオリーブの香りと、スパイシーな後味はかなりなインパクトがあり、新鮮な体験だ。原材料は、カカオ、砂糖、ココアバター。ココアバターはカカオ豆の脂肪分のこと。
その他に「80%Rugoso」、「73%Jacobsen Pinot Noir」、「62%Jasmine Pearl Matcha and Nib」もあり、全部で5種類。日本の食材“抹茶”が使われているものもある。気になるお値段は各2,000円(税抜)だ。
コーヒー・紅茶だけでなく大人のアルコールタイムにもうってつけ!
どちらのブランドも、舌の肥えた大人にオススメしたいチョコレートだ。もちろんお酒だけでなく、コーヒーや紅茶にも合う。また、「チョコレートってこういうもの」という固定観念を抱いてた人には、奥深いチョコレートの魅力に再発見できるきっかけの一枚になるかもしれない。オンラインショップORIGAMIでは、今回ご紹介した各種チョコレートがそれぞれ購入可能だ。
もちろんバレンタイン時期なのでそうした用途にも最適。特別感を出したい時にはぜひ!