今年の“新物”のチェコ産ホップを使った贅沢な発泡酒!限定出荷、SAPPORO『麦とホップ 贅沢初摘み』の爽快さ

年の夏から秋に収穫したホップを使い、11月13日から発売開始となった、このSAPPORO『麦とホップ 贅沢初摘み』は、コメで言うなら新米、ワインならヌーボーといった趣き。

出荷数も限定で、人気が出ればあっという間に売り切れの可能性もある。ビールの味を追求する「麦とホップ」のヌーボーは、果たしてどんなのどごしを味あわせてくれるのか。さっそくためしてみた。

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「2013年収穫チェコ産ファインアロマホップ使用」と書かれた文字が期待を持たせる。ホップの品種は「ザーツ種」。チェコ西部のホップの名産地として知られる都市ザーツ由来の品種である。

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プルトップを引くと、溢れ出るホップの香り。グラスに注いでみると、やや濃い目のゴールド色で、泡立ちは良い。さっそく飲んでみると、意外とあっさりしていて、苦味は少なく、麦の風味とホップの香りがフレッシュな感じ。ビール好きには、ちょっと物足りないと感じる向きもあるかもしれないが、誰にでも飲みやすい、美味しい飲み物に仕上がっている。もっと下世話に言うと、ガブガブといくらでも飲めてしまう、癖の無さだ。

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こういう軽さ、フレッシュな爽快感は、ヌーボーならではのものなのだろう。限定出荷で、すでに発売開始から1ヶ月。そろそろ売り切れ多発の予感のする、バランスの良い喉越しだ。

ビールから発泡酒、そしてこの「第三のビール」。税制から見たジャンル分けではあるが、発泡酒から、第三のビールに進み、お酒としては全くビールではないものの、味わいはビールに迫る、あるいはビールを超えたものになりつつあるように思える。

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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