『“豆から挽ける”デロンギ全自動コーヒーマシン エレッタ』発表! おうちカフェの楽しみを最大限に拡大できる、その理由とは?

東京メトロ・表参道駅からほど近い場所。表参道沿いの「HUGO BOSS」と「COACH」間の道を入ると左手には落合恵子主宰の「クレヨンハウス」がある。そして心地よいコーヒーの香りに振り返ると、そこにあるのが「デロンギ 表参道」だ。そこで『“豆から挽ける”デロンギ全自動コーヒーマシン エレッタ 発表会』が2月16日に行われたので参加してきた。

 

コーヒーの本場イタリアのブランド デロンギの技術の粋を極めた全自動コーヒーマシンのフルスペックモデルなら、自宅を高級カフェにできる!?


日本では先にエレガントなデザインのオイルヒーターの人気が過熱したが、母国イタリアではコーヒーマシン メーカーとして有名で、日本でもセンスの良いデザインロゴとともに、コーヒー好きの間では全自動コーヒーマシンの中で最高峰と位置付けられることも多い存在。コーヒーマシンとしては高価格帯に属するので、なかなか気軽に購入するわけにはいかないが、憧れの機種なのは間違いない。


そんな中、今回デロンギ・ジャパン株式会社(東京都千代田)が発表したのが『全自動コーヒーマシン エレッタ(デロンギ エレッタ カプチーノ トップ)』(ECAM45760B・イタリア製・260x400x360mm/11.5kg・希望小売価格 税抜240,000円・2017年3月1日発売)だ。


会場となった「デロンギ 表参道」に入っていくと、カウンターテーブルにその雄姿が現れる。ディテールまでこだわり抜いたまさにスタイリッシュなヨーロピアンデザインに圧倒される。ため息をつきながら見送る欧州の高級車のような佇まいは白を基調としたインテリアに映えるというか、主役のように輝いて見える。まさに憧れのコーヒーマシン。


『デロンギ エレッタ カプチーノ トップ』のあまりに立派な面構えに店舗用と勘違いしてしまいそうになるが、これはフロント操作で全てを完結することができるパーソナル使用を前提としたモデル。

デロンギのコーヒーマシンは数あるが、昨年発表された「プリマドンナXS」の流れを汲むフルスペックの家庭用全自動コーヒーマシンだ。主な変化は水タンク位置が前面となったことで、全面的なフロント操作が可能になったこと。

 

またプリセットミルクメニューはカプチーノ、カフェラテ、 ホットミルク(スチーム、フロス)の3種だったのが、新たにエスプレッソマキアート、ラテマキアート、 フラットホワイト、マイミルクの7種対応に拡大した。 そんな『デロンギ エレッタ カプチーノ トップ』の魅力を、デロンギのスタッフが丁寧にその使用方法とともに解説してくれる。


エレッタの特徴はフルスペックでありながら簡単操作で、自宅でも豆を挽く段階から活躍してくれるマシンであること。

豆の劣化を抑えるコーン式グラインダーで好みの細かさで香りよく挽くことができて、入れられる豆の量は370g、水タンク容量は2Lに大容量化されている。したがって大家族どころか友人がたくさん集まる午後のひとときにも十分すぎる量のコーヒーを作ることができる。


そして美味しいコーヒーを抽出するテクニックに、デロンギならではの「カフェ・ジャポーネ」というものがある。これはエスプレッソ方式で旨味を抽出しながら、ハンドドリップ的に蒸らすことで、ドリップコーヒー特有の香りだちも両立したレギュラーコーヒーの魅力を最大限に抽出する方法。

 

もちろん抽出量、豆量、湯温度など最高クラスのカスタマイズ性を備えているので、コーヒーにひときわうるさい人でも、自分好みの調整が可能だ。ミルクスチームも手動と自動の切り替えができるというのは、ラテアートを楽しむ人にもポイントが高いのでは?


実際にそうして淹れてもらったコーヒーを飲むと、しっかりとしたボディ感のある深蒸しコーヒーの味わいが美味しい。エスプレッソの生み出す生々しさと、ドリップコーヒーの瑞々しさが両立するこの味は、家では出せない味である。

 

健康面に良い影響を与えることが続々証明されてきた。コーヒーはもはや悪玉ではない!


この発表会では、管理栄養士でJSA認定ソムリエの安中千絵氏によるコーヒーについてのミニ講演も行われていた。そこで安中氏はインスタントコーヒーよりも豆から挽いたコーヒーに多く含まれる抗酸化物質・クロロゲン酸の効用に言及。さらにガンの成長をブロックする働きがあることが発見されて話題のコーヒーオイルも健康にプラスエフェクトを与える可能性があると解説してくれた。

 

さらにうっとりするコーヒーの良い香りは、それ自体がリラックス効果のためのアロマとして機能するのだそう。また中でも興味深かったのは、一般にはあまり知られていない生豆に多く含まれているトリゴネリン(熱によってニコチン酸に変化)による認知症予防の可能性。何とも健康効果に無限の可能性を秘めているのがコーヒーなのだ。


そして同時にミルクをとることで、不足しがちなカルシウムやマグネシウムなどのミネラルを同時摂取することが可能で、その最もミルクの甘味を感じられる温度は60〜65℃だという。そうなると『デロンギ エレッタ カプチーノ トップ』の自動カプチーノ機能がミルク温度を60〜65℃に設定しているのに俄然意味合いが加わってくる。

 

ちなみにミルクは食事と一緒に摂ると、血糖値の上昇を抑える働きもあるとのこと。ただし、砂糖を入れてしまってはその効果も台無しになる。健康のためにはノンシュガーで楽しみたい。


そうして飲んだ『デロンギ エレッタ カプチーノ トップ』によるカプチーノは、ミルクの本来の甘さを失わず、煮詰めたミルク特有の嫌な匂いも感じない、まさにいきいきしたミルク感でお店レベルの味を実現してくれていた。

 

憧れの高価なコーヒーマシンと決めつけるのは早い。毎日コーヒーショップに通い詰めることを考えれば…


まさにこの『デロンギ エレッタ カプチーノ トップ』は、おしゃれなカフェで出てくるコーヒーやカプチーノと同程度かそれ以上のコーヒー体験を自宅で実現できる製品。


確かに本体価格は高いと感じたものの、レベルの高いコーヒーを味わいながら、ふと思う。カフェに日々通い詰めることを考えると、最低500円以上となるメニューとして計算して、500回も行かないうちにペイできてしまうことに気づいた。記者はカフェ好きなので、一年もかからないだろう。


さらに一度購入してしまうと、ランニングコストはおよそ一杯あたり15円というのに心が揺れた。この味わいをそんなコストで……! 思わず”健康に良くて、コスパも良くて、味も最高”と必死に家族にアピールするお父さんの姿が思い浮かんできてしまった。

本当はモノとしてのデザインや質感・性能に大いに惹かれているのが真実なのだろうけど。やはり本物の持つ輝きは許されるなら、手に入れたい、そう思った。

公式サイトはこちら

記者

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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