『春咲く薫り』は深めのコクと希少ホップ使用で実現したフルーティーな香り立ちで濃い味好みの人々にお薦め!

ントリーから製法とホップ素材にこだわりぬき、キリッとした苦味とコクを実現した新ジャンル・アルコール飲料『春咲く薫り』(350ml・オープン価格・2015年2月24日発売)が発売となった。

 

第3のビールを通り越して第4のビールとも呼ばれることもある発泡酒にリキュールを加えたこのスタイルの製品は数多くリリースされて活況を呈しているが、この『春咲く薫り』は昨年3月に限定発売されて好評を受けたもの。今年の春も春季限定での再登場となったが、パッケージも中身もリニューアルが図られているので新商品として考えてもいいだろう。

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プシュッとプルタブを落としてグラスに注ぐと豊かな泡立ち、ブラウン味のある美しい水色とともに、ビール的ニュアンスは満点だ。泡持ちもまたけっこう長く、そこもまた優秀。

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香りは独特。柑橘系の果物のような香りがするのが不思議。この特徴は世界でも約0.1%の生産量しかない希少ホップの「ネルソンソーヴィン種」を使用しているというこだわりから来ている模様。フルーティーなこの感覚はビールとして考えてしまうと意外な印象を持つだろう。

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口に含むと程よいまろやかな炭酸。確かにコクがすごくある。麦芽感が非常に濃厚で、それでいてフルーティー。なのに苦味もキリッとあるところが重さを感じさせる。ドライビールというより、本来のビールの持つ複雑な味わいを感じさせる。こうした印象を生み出すために、麦汁煮沸終了前後の最適な一瞬にホップを投入するレイトホッピングという製法及び糖化工程で麦汁を煮沸するというデコクション製法をとったという。

結論としてはアイルランド人がバーで常温で飲むタイプの本来のビールの形に近いものだと感じた。黒ビールまではいかないものの、豊かなコクは確かに味わい深い。希少ホップの独特なフルーティーさもそうした異国情緒を感じさせてくれるし。ちなみにアルコール度数は5%だ。

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ドライビールのように食中酒として料理の味を引き立てるというよりも、単体でじっくり味わいたいタイプの商品である。

オススメ度:(良い商品です)
公式サイト:春咲く薫り

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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