『日清のどん兵衛 金ごま担々そば』日本そばの鮮烈な香りと濃厚な練りゴマ風味が見事なマリアージュ!
「日清のどん兵衛」及び「日清焼そばU.F.O.」の発売40周年を記念して、おめでたい3色を使用した”紅白金三種の担々”を発売。その中から金モチーフの『日清のどん兵衛 金ごま担々そば』を食べてみた。
健康増進効果の高い日本そばと担々麺味の合体でスタミナ感高し!
「日清のどん兵衛」&「日清焼そばU.F.O.」の発売40周年を記念した”紅白金三種の担々”。紅が「日清焼そばU.F.O. 麻辣紅担々焼そば」で、白が「日清のどん兵衛 豚骨白担々うどん」、そして金がこの日清食品『日清のどん兵衛 金ごま担々そば』(103gうち麺66g・希望小売価格 税抜180円・2016年10月10日発売)となる。
折しもスタミナ系肉そばブームの昨今。それまでさっぱり方面の代表麺だった日本そばが、最近は炒めた肉などを大胆に盛られたパワフルメニューになっている店も珍しくない。そもそも日本そばは疲労回復効果のあるビタミンB1を多く含み、血管強化効果のあるルチンも含んでいる、何気にスーパーフード。従ってスタミナ枠に入るのは決しておかしな流れではない。
とはいえそれが練りゴマ味のきいた担々風味となると少々話が違う。ひき肉もたっぷり含んでいる担々麺的味わいと、日本そばは果たして幸せなマリアージュとなるのか。確かめるために食べてみよう。
蒸らし時間は3分。先にチンゲンサイ、肉ミンチ、金いりごま、ネギ、輪切り唐辛子というラインナップのかやくを投入し、スープは取り出してフタの上で温める。
麺はどん兵衛ならではのまっすぐなフォルムの油揚げ麺。成分は小麦粉が先に来て、その次にそば粉。熱湯を勢いよく注いで、待つ。
フタをめくるとひき肉が散らばっている。そこに一気にスープを流し込む。どろりとした茶色のゴマ風味のペースト状スープは迫力満点。それまで日本そば的メニューだったのが、一気に中華寄りに傾き、無国籍料理化。
香りはそば粉の香りもありつつの、担々麺。金ゴマはあっという間に赤茶色のスープに染められてしまうので、あまり金色感はない。かき回して出てくるのもチンゲンサイだったりするので、担々麺の印象が大きい。
スープは醤油ベースで練りゴマの風味が効いている。違和感のない担々麺味。問題のそばをすすってみよう。なるほど、こうなるのか。そばが持つキリッとした香りと担々麺のどろっとした風味が重なり合うと全体的に引き締まった味わいになる。うん、これはこれで美味しいと思う。
担々麺好きの人なら、一度は味わっておいた方がいい新しい担々麺メニュー。スタミナ感はより際立ち、良い意味で男臭い味わいだと感じた。ただ記者は、どうしても本来の担々麺を食べたくなってしまった。奇を衒わない担々麺を。なので保守的な人にはオススメしない。