「音」に過敏な人にもやさしい ぺんてるの油性ボールペン『Calme』はノック音を66%も低減したミレニアル世代向けボールペン

 

仕事や勉強に集中したいとき、周囲の音が気になる「音ハラ」を感じる人は多い。そんな音ハラ意識を持ったミレニアル世代向けに、自分の周りも穏やかで心地よい空間をコンセプトに、なんと従来より66%もノック音を低減した静音設計の油性ボールペンが新発売された。それが、ぺんてる『Calme(カルム)』シリーズだ。いち早く入手して、その実力を検証してみよう!

 

ミレニアル世代ほど周囲の作業音による「音ハラ」に敏感

カチカチというボールペンのノック音を不快に思う人は少なくない…

カフェやオフィス、コワーキングスペースなどで、周囲の作業音が気になるという経験をしたことがあるだろうか。仕事や勉強、日常生活の妨げになる周囲への「音ハラ(音ハラスメント)」が問題となっている実態があることは、実はアラフォー以上の人にはあまり知られていない。

ぺんてる『Calme』シリーズは、従来からノック音を66%も低減した多色・多機能な油性ボールペン

文具事務用品の製造・販売を手がけるぺんてる株式会社(東京都中央区)では、そんな音ハラに敏感なミレニアル世代に向けて、自分も周りも“穏やかに心地よく”をコンセプトにした多色・多機能な油性ボールペン『Calme(カルム)』シリーズ(単色、3色、多機能・希望小売価格 税込165円~・2021年12月15日発売)を新発売した。

シンプルながら個性的なデザインの『Calme』単色ボールペン

ぺんてるでは、全国の20台以上の男女1,114名に「音ハラ」に関する意識調査を行った。その結果、カフェやコワーキングなどで周囲の作業音が「集中の妨げ」になって不快だったことがあると回答したのは、20・30代で約9割、一方、40代以上は7割台にとどまったという。

 

さらに集中を妨げる周囲の作業音ランキングでは、「動画・音楽の音漏れやテレビ会議の音」に次いで、2位に「ボールペン等のノック音」と挙げた人が多かった。なお、3位は「キーボードの打鍵音」だったそうだ。

「Calme」多機能ボールペン

ぺんてるでは、人々が集中して物事を考える環境について検証を行い、働き方の多様化によって同じ場所でも、さまざまな目的や作業を行う人が集まると分析。そのため、そういう環境に身を置くことが多いミレニアル世代(1981年以降に生まれ、2000年代の初めに成人または社会人になった世代)ほど、自身の発する作業音が周囲に「音ハラ」を感じさせていないかを気にしていると仮説を立てたという。

まずは、ひとに調和する静音設計『Calme』の商品イメージ動画を見ていただきたい。

このように、ミレニアル世代は周囲の作業音に対する不快感の感受性が高く、音ハラに敏感で、自分からも音ハラになるような作業音を発したくないという意識が高いことがわかる。そこで試行錯誤を重ね開発されたのが、ペン先を入れ替えるノック音を従来製品に比べて66%低減し、さらにノック作動時に手に感じる衝撃も和らげて書きやすさを実現した油性ボールペン『Calme』だったという。

 

それでは、ノック音に着目(着耳? )して、この『Calme』の使い心地などをチェックしていきたい。

 

静音設計はもちろん、油性ボールペンとしての高いポテンシャルが魅力

まずは普通のボールペンで、ノック音がどれくらい気になるか試してみた。

耳元で普通のボールペンをノックしてみる

かなり耳障りで、静かな空間では集中力が途切れてもしかたない

実際に耳元で普通のボールペンをノックしてみると、カチッという音がかなり耳障りで、これでは静かな作業空間では集中力が途切れてしまうのも無理はない。

写真は『Calme』多機能ペン カーキ 0.7mm

一方、『Calme』のノック音は、気にならないレベルにまで抑えられている。これは、『Calme』の多色・多機能ボールペンが静音性を実現するために、後軸のヘッド部分に緩衝材を入れ、衝撃を緩和しているためだ。単色ボールペンは、多色・多機能ボールペンとは違った仕組みが搭載されている

 

また、この構造によってノック作業時に、手に感じる衝撃も和らげられているので、書きやすさにもつながっている。

手にしっくり馴染む「革調グリップ」はカメラにも使われている

いくら静音設計でも、使いづらかったら手に取ることはないだろう。しかし、『Calme』は手にしっくりと馴染む「革調ロンググリップ」を採用しており、バインダーの上で書いたり、複写式の書類などに力を入れて書いても、常に安定して書きやすいと感じた。

 

なお、この革調ロンググリップに使われている革シボ加工技術は、カメラのグリップにも使われているものだそう。どおりで、手にしっかりと馴染んでくれると思ったわけだ。

なめらかな書き味を実現した油性インキ

もちろん、握り心地だけではないのが『Calme』の実力の高さ。濃くて発色がいい、なめらかな油性インキは書き心地がよく、しかも紙や手が汚れにくいスッキリとした線が魅力的だ。

 

プレゼントとして上司に贈るのもいいアイデアかも

和の質感を持つ、シンプルながら個性的なマット調のデザインは、無印良品などのデザインを手がけるmiyake design代表の三宅一成氏によるもの。『Calme』シリーズはリーズナブルでありながら、高級感のあるデザインと使い心地の良さがあり、まさにミレニアル世代にぴったりの油性ボールペンといえるだろう。

 

なお、オフィスの「ミレニアルじゃない世代」の上司や先輩が発するボールペンのノック音で音ハラに悩んでいるなら、プレゼントと称して『Calme』を贈るのも良いかもしれない。

 

ぺんてる『Calme』シリーズの購入は全国の文具取扱店にて!

公式サイトはこちら

記者

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タック二階堂

40代男性。東京都出身。本業である取材ライターの傍ら“ボカロP”としても活動。著書に『「ボカロP」になる本』(工学社)がある。

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photo by 尹 哲郎

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