ひよこちゃんからの激辛挑戦状!史上最凶辛さ8倍『アクマのキムラーMADMAX』に思わず悲鳴を上げた

(左)新発売の『アクマのキムラーMADMAX』、(右)「アクマのキムラー」

 

今年で発売60周年を迎えた「チキンラーメン」 ブランドに最凶の辛さに進化したアクマがやってきた。それが『アクマのキムラーMADMAX』だ。先代「アクマのキムラー」の8倍の辛さとなったらしいのだが、激辛ブームに耐え抜いた我々が8倍程度でノックアウトすると思っているのだろうか。さぁ、アクマとの直接対決だ!

 

唐辛子の純粋なる辛さの攻撃。一口食べて驚かされたが、最終的には……

昨年の春、チキンラーメンのキャラクター「ひよこちゃん」が悪魔化するCMで話題となった「アクマのキムラー」をご存知だろうか。日清食品が若者向けに発売した旨辛味のチキンラーメンだ。

「チキンラーメン」 ブランドが発売60 周年目に史上最高売上を達成。めでたい!

しかし、その辛さは激辛ブームを生きる若者にとってまだまだ序の口。“もっと辛いキムラーに挑戦してみたい”というユーザーの声に応えるべく、『アクマのキムラーMADMAX』(3袋入・89gうち麺85g・希望小売価格 税抜408円・2019年3月4日発売)が発売となった。

1食当たりのカロリーは405kcal、糖質は約55.5g

MADMAXとは最凶を意味するらしく、“辛くないなんて言わせない”という強い信念によって名付けられた。その辛さレベルは「アクマのキムラー」のなんと8倍HPの煽り文には、“挑戦者求ム。辛さ最凶、MADMAX!”とまで書かれているほど。

市販されている「チキンラーメン & ふた付どんぶりセット 」。こちらを使って食べよう

なるほど、そこまで言うのなら激辛党の記者が挑戦してみようではないか。

入っているのは3種類の袋。めんと具材と激辛スープ。随分と小袋が増えたものだ

さっそく調理に移る。チキンラーメンはお湯を注ぐだけで食べられるお手軽袋麵だが、作り方を少し工夫するだけでよりおいしく食べられる。その代表例といえるのが、ガッキーのCMでお馴染みの「しろたま」だ。

どんぶりにたまごポケットを上にしてのせ、黄身が落ちないよう丁寧に卵をたまごポケットに落とす。ポケットはあまり大きくないので、卵はS~Mくらいがいい。『アクマのキムラーMADMAX』は別袋の具材が用意されているので、このタイミングで投入する。

具材はキムチ、ニラ、唐辛子の3つ。かきたまが唐辛子に変わっている

ここからが大事なステップ。沸騰したお湯を、少しずつゆっくり白身にかける。決して焦ってはいけない。チョロチョロと白身の形が崩れないよう全体にかけていくのがコツだ。

白くなったら次へ、白くなったら次へと繰り返していけば、お湯を注ぎ終わるころには綺麗な「しろたま」ができているはず。

ふたの取っ手はひよこちゃんのくちばし

ここまでできれば、後は蓋をして3分待てばOK。

下から見るとちょっと情けない

実食の前に、比較用として先に「アクマのキムラー」を試食

「アクマのキムラー」パッと見チキンラーメンと大差はない

確かに昨今の激辛ブームにおいては、アクマと呼ぶにはあまりにも普通すぎる辛さだ。感覚的にはそばやうどんに入れた七味レベル。アクセント的な辛さはあるが、チキンラーメンの美味さを邪魔しない程度といったところ。

 

それでは本命の『アクマのキムラーMADMA』を実食。

3分経過後、添付の激辛スープを入れて良く混ぜれば完成だ。

仕上げに激辛スープを入れる

香りはチキンラーメンとそれほど変わらない。さて、本当に8倍の辛さになっているのだろうかと疑いながら、ズルッと一口。これは……!!

やられた、想像以上の辛さだ。特段激辛というわけではないのだが、最近の激辛ブームを支えてきた花椒が一切使われていない純粋無垢な唐辛子が、一周まわって逆に辛い。そういえば辛いってこういうことだったっけ。食べて数口で汗がにじむわ唇がヒリヒリするわ。油断しすぎた。

 

ただ、辛いといってもチキンラーメンの味わいは健在。そのおかげで2口目以降は、スルスルと食べることはできる。記者としてはもう少しチキンラーメンの味を調整して、辛さとの親和性を高めて欲しかったが、この少しジャンキーな味が好きな人にはしっくりくる味わいなのだろう。

辛口なコメントをするなら、辛さと旨さが別ベクトルすぎた

とはいえ、最凶を名乗るにはまだまだ可愛いレベル。箸を止めることなく最後までノンストップで食べきることができた。「ひよこちゃん」にはまだまだ暗黒面に落ちてもらう必要がありそうだ。

 

全国のスーパー、コンビニで発売中。

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記者

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森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

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photo by 尹 哲郎

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