スイッチひとつで、あったかスープが完成!『スーププラス』でお粥、豆乳、スムージー作りも簡単に
カットした材料を入れてスイッチを入れるだけで、ポカポカあったかいスープが出来上がる。そんな魔法使いのような家電がある。しかもレシピを見ると、ポタージュだけでなく、お粥やスムージー、豆乳など、作れるメニューも幅広い。スープメーカーの購入を本気で検討している記者が、完全なる消費者目線で『スーププラス(KSM-1020)』を試してみよう。
スープだけじゃない!豊富なメニューをボタンひとつで全自動調理
今では多くの企業が「スープメーカー」を販売しており、比較サイトなどもよく目にするが、どのランキングにも必ずと言って良いほどラインナップされているのが、コイズミの『スーププラス(KSM-1020)』(参考価格 税別19,800円・2018年1月10日発売)だ。
箱を開けると、中には本体やガラス容器のほか、ザルや下ごしらえ用アタッチメント、ヘラ、レシピブック、取扱説明書などが入っている。
レシピブックをパラパラとめくると、記者がもっとも興味のあったポタージュ以外にも、野菜の形が残ったミネストローネや、生米から作るお粥にリゾット、大豆から作る豆乳など、想像以上にバラエティに富んでいる。
搭載している自動モードは、「スープ(お好み)」「おかゆ」「リゾット」「豆乳」「温スムージー」「やわらか」「下ごしらえ」「煮沸モード」の全10種。これらを用途によって使い分けることで、様々なメニューをボタンひとつで味わうことができるのだ。
「さつまいもとにんじんのポタージュ」作りに挑戦!
まずは、ガラス容器をハンドルにセット。ガラス容器の矢印とハンドルの矢印を合せる際には少し力がいるが、「容器締め付け台」を使うことで負担が軽減できる。
100種類以上掲載されているレシピの中から、今回は「さつまいもとにんじんのポタージュ」を作ってみることに。材料は、玉ねぎ150g、さつまいも120g、にんじん80g、コンソメ顆粒小さじ2、水420ml。あとはスープ完成後に、生クリーム30mlと黒ごま、塩コショウを加えるだけだという。
ちなみにスープは、出来上がり分量で最大800ml(約4人分)を作ることができ、シーンに合わせてハーフ400ml(約2人分)でも調理可能だ。
さっそく、本体にセットしたガラス容器に2cm角にカットした野菜とコンソメ、水を入れる。フタをきちんと閉め、“ポタージュ”モードを選んで、スタートボタンをプッシュする。
ところが……あれれ?音がしない!
開始と同時に「ウィーン」という機械音が鳴ることを予想していたが、「動いているのか!?」と疑ってしまうほどに音が静かなのだ。
だが、心配ご無用。スタートから5分程度で気泡が見え始め、15分ほどでグツグツと煮え始めた。
そして25分を過ぎた頃、2回にわけて撹拌され、調理開始から約30分でピーッとアラームが鳴り響く。
材料を入れて待っていただけで、本当に温かいポタージュスープができてしまった!
記者の驚きはまだまだ続く。ガラス容器からお皿に移してみると、スープがとにかく滑らかなのである。ここに、生クリームなどを入れれば、スープが完成。裏ごししなくてもいいなんて……素晴らしすぎる!
もちろん味も本当に本当においしくて、子ども達からも大好評。野菜の甘みが際立っており、「おうちで作ったとは思えないよ!」という最上級の褒め言葉も飛び出した。子どもが野菜を食べてくれるという意味でも、母としてはありがたい。
忙しい朝も、カット食材を入れてスイッチオン。そこからお出かけの準備を進め、30分後には野菜たっぷちの温かいスープ朝食が味わえるというお手軽ぶり。夕食時にも、スープを作っている間に他の調理が進められるので、かなりの時短につながる。個人的には、今までスープを作るために使っていた分のガスコンロが、ひとつ空くというのも嬉しかった。
離乳食作りや、野菜のみじん切りなども
さらに『スーププラス(KSM-1020)』には“やわらかモード”が搭載されており、これは離乳食作りにも便利。オレンジ色の「下ごしらえ用アタッチメント」を使用することで、玉ねぎやにんじんを刻んだり、ミンチを混ぜたりと、フードプロセッサーのような使い方も可能だ。
他にもお粥や豆乳など、魅力的なメニューをこれ1台で作ることができるのだから、もはやメリットのオンパレードである。
使用後は、パーツを分解してお手入れを。大きなパーツばかりなので、掃除もしやすく組み立てやすい。また煮沸モードを使えば、ガラス容器内をラクに清潔に保つことができる。
スープメーカーとはいえ、通常のミキサーとしても使えるので、季節を問わずに大活躍。今回の検証によって、我が家の購入検討家電リストの第1位に躍り出た『スーププラス(KSM-1020)』。一度使えば、きっと誰もが虜になってしまうはず。購入は量販店またはネットショップへ。
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photo by 中村あさか