このタイミングであえて正当派!『ペヤング 海老やきそば』が普通に美味い!

赤いパッケージはシンプルながらもつい注目してしまう。

 

この時を待っていた! 変わり種ややりすぎでおなじみのペヤングから正当派焼きそばがついに登場。その名も『ペヤング 海老やきそば』。シーフードではなく海老に特化しているだけあって、ファンの心を射抜いてくれそうな新商品。海老が大好物の記者としても期待が高まるばかり。早く食べてみたい!

 

求めていたのはこの美味さ。海老のコクと風味をしっかりと味わえる一品。

「ペヤング 激辛やきそばEND」や「ペヤング ソースやきそば 超超超大盛 GIGAMAX」、「ペヤング ピリ辛野菜炒め風やきそば」など、変わり種ややりすぎ商品を世に送り続けてきたまるか食品(群馬県伊勢崎市)。

あわせて読みたい:積極的に食べたいメニューとは言えないのに商品化の謎。『ペヤング ピリ辛野菜炒め風やきそば』の裏切りのニンニク味に驚愕!

 

この路線のまま走り続けるのかと思いきや、意外にも今回の新商品はまともだった。今回発売されたのは海老の旨味が詰まった『ペヤング 海老やきそば』(117gうち麺90g・希望小売価格 税抜185円・2018年9月17日発売)だ。

麺はおなじみの油揚げめん。

突然の正当派の発売に少々驚いているのだが、各社変わり種ややりすぎでしのぎを削る近年の動向からすると、逆に新しくも感じる。至極真っ当な商品なのにこちらの方が変わり種のような印象すら持つほど。

カロリーは523kcal、糖質は約64.2gと高め。

調べた限り、海老に特化した商品は過去に日清食品が発売した「日清 北の焼そば えび塩焼そば」のみ。そういう意味では海老に特化している分変わり種といえば変わり種なのかもしれない。

 

パッケージは海老らしさを象徴した赤。POPな印象とは一点、単色で攻めるのは同日発売する黒一色の『ペヤング 激辛やきそばEND』との対比となって面白い。

あわせて読みたい:絶望する次元の辛さ、もしくは痛さ!?『ペヤング 激辛やきそばEND』は逃げ出したいのに食べてみたい!

 

内袋はかやくとやきそばソースの2つ。

開封して驚いたのはや海老の量だ。少量だと思っていたのだが、キャベツやにんじんよりも圧倒的に多い。すでに香ばしい風味も漂っており、食欲をそそる。

お湯(480ml)を注いで3分。湯切りをしてやきそばソースを投入。

ソースはほんのり赤みがかった色。しっかり混ぜておこう。

お湯を入れても海老の赤色にはならなかったが、鼻を近づけると紛うことなき海老の香り。口に入れるとコクのある風味が舌に広がり、期待通りの味を演出。ごくんと飲みこんでも風味と旨味が口の中にずっと残り続けており、海老ファンにはたまらない後味だ。あぁ、これを求めていた。

湯切りの際にかやくが落ちないように注意!

シーフードとは違う海老特有のまろやかな甘味もしっかりと表現されており、さすがペヤングと再認識。身は小さく残念ながらぷりぷりとした食感は味わえなかったが、皮のパリパリとした食感もアクセントになっていて美味しい。

小さいながらも海老がたくさん!

チキンエキスやポークエキス、オイスターエキスなどの調味料が海老の旨味を引きたてている。シンプルな海老をきちんと主張しつつ、飽きずに食べ続けられる。手を休めることなくあっという間に完食。

とにもかくにも、求めていた正当派の味といった美味しさ。期待通りの満足感が得られるので見つけた際は一度手に取ってみてほしい。ペヤングの本来の実力を味わえるはずだ。

全国のスーパー、コンビニで発売中。

 

 

 

公式サイトはこちら

記者

森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

この記者の記事一覧

photo by 髙水弐徳

トラックバック