西海岸の風の香りが漂ってくる!? レトロ・サーフボードを細部まで再現した『SURF BURNER(サーフバーナー)』はオブジェとしても完成度高!

カルチャー感満点のお香立て

サーフボードのミニチュア、そのこだわりぶりが2009年の初リリース当時、ボードファンを熱狂させたお香立て『SURF BURNER(サーフバーナー)』が復刻版として登場。ショートボードにロングボード、レトロなカラーリングで飾れる上にもちろんインセンスを使用する際に使える。自宅をカリフォルニアにしたい族のためのシリーズだ。

 

フィンもついてる、光沢もそのものズバリのいい感じ、インセンスの燃えかすで汚れないように保護カバーもついているというコレクター対応仕様!

インセンス(お香)はエスニック雑貨店やサブカル系店舗などでの定番商品。ところが店頭で嗅いで良いなと思っても、家に帰って部屋で焚くととんでもない匂いが充満することも多い。別名・インド香とも言われることが多いだけあって、日本人の鼻には厳しいものも珍しくない。

だがインセンス文化はインドだけのものじゃない。ZEN思想などとともにアメリカンカルチャーとしても西海岸中心に1960〜70年代のサーファーの間でしっかり定着。代表格はアメリカンブランドの「GONESH(ガーネッシュ)」で、日本でも非常に人気が高い。

そのGONESHの輸入元ということでそうしたサーフカルチャー方面には信用の高い株式会社大香(東京都中央区)が、お香立てとしてリリースしたのが『SURF BURNER(サーフバーナー)』(希望小売価格 税抜各2,200円・発売中)。時代考証的にはまさに1960〜70年代に存在した人気のボードを忠実に再現したものとなっている。

写真左からMalibu(マリブ)、Makaha(マカハ)、California(カリフォルニア)、Jeffreys Bay(ジェフリーズベイ)・レトロフィッシュ、Bells Beachh(ベルズビーチ)、Pipeline(パイプライン)

 

純粋にお香立てとして考えるなら、かえって不安定になってしまう側面もあるフィンまで装着可能。さらにインセンススティックの落ちる灰で汚れないように、使用時のシリコン製保護カバーまでついている念の入りよう。

では『SURF BURNER(サーフバーナー)』を使ってみよう。中でもレトロ感満点なのがトリコロールカラーの「マリブ」。お香を使うときは、付属の金具をフィンにはめこみ、汚れ防止のカバーをボードに敷いて使用する。

 

 

レトロなRで描き出すうっとりするライン。そこにはとっておきの香りを装着したい!

ということで使用したのは、GONESHの一番人気「GONESH インセンススティック No.8」(20本入・希望小売価格 税抜各500円・発売中)。記者も大好きな香りで一時期「ウルトラソフナー(衣類用柔軟剤)」も使ってたくらい。

フルーティーな甘さとともに、官能的なムードを感じさせる独特の芳香が特徴のNo.8をサクッと立てて、点火。ふわりとした甘さが一気に室内に広がり、それでいてインド系によくありがちなクセは少ない。一応イメージは”Sprig Mist(春の日の朝霧)”なのだけれど、どこか何かあった後の朝っぽい複雑さが持ち味だ。

手作りで職人が仕上げたようなマイルドなラウンドフォルムのボードの上に、灰が点線を描くように落ちていく。穏やかな気持ちと、ZENな高揚感がインセンスの醍醐味を味あわせてくれる。

 

 

そのまま置いとくだけでは済まない人のためのボードラックはいかが?

この『SURF BURNER(サーフバーナー)』は販売した17種類から人気のカラー6種がベスト盤の様にピックアップされた。ラインナップは、店頭で見かけたらかなりコンプリート欲を刺激するはず。

さらにそうした複数購入をしてしまった人にうれしいのが、専用ラック。ビーチサイド気分を高める『ボードラック タテ置きタイプ』(W235×D85×H180mm・希望小売価格 税抜2,000円・発売中)と、表面の美しさを堪能しやすいショップ感覚の『ボードラック ヨコ置きタイプ』(W120×D85×H242mm・希望小売価格 税抜2,000円・発売中)は、『SURF BURNER(サーフバーナー)』をずらりと並べたい人のためのディスプレイ用品。

木製でパーツをねじ止めして完成するのだが、これが数が多いので結構たいへん。電動ドライバー推奨。じゃないと指が筋肉痛になるかも。それさえあれば10〜15分あれば組み立てられる。

人類がまだ世界平和を信じていた頃を感じさせるヒッピーカルチャーの香りで満たされて、美しいレトロフォルムに目を奪われる、そんな部屋の一角を作りたいなら、ぜひ入手したい。

 

 

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記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎

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