令和の時代は主流の予感! 学校での防災に役立つ『フラットメット キッズ』とは?

 

地震大国、ニッポン。いつ起きるかわからないから、万全の備えが必要だ。地震や津波など災害が多かった平成の時代を終えた今でも、学校での防災の主流は昭和の時代から受け継がれてきた防災頭巾。その学校での防災の流れを大きく変えるかもしれない、そんな画期的な商品『フラットメットキッズ(Flatmet-kids)』が発売された。子どもを持つ親として、これは気になる!!

 

軽くて薄いから、いつでもそばにいてくれるヘルメット

東日本大震災を経験して、改めて防災の大切さを身をもって感じた記者は、防災について親子で考える機会が増えたように思う。海、山、川から離れて暮らすわが家の一番の関心事は地震対策。家具の固定はもちろんのこと、食料の備蓄などにも気を配る日々だ。危険があるのは家だけでなく、学校や幼稚園なども同じ。

 

現在、防災用として最も使われている防災頭巾。かぶることで頭部の安全を守ってくれるものだが、上のグラフを見てほしい。全国の小学生の子どもを持つ女性500人へのアンケートによると、4割の保護者が頭部が守られているか不安と回答。記者もあの柔らかい布が心許ないと感じる瞬間がある。

左が『フラットメットキッズ』、右が『フラットメット』

頭部の安全を確実に守るためにはヘルメットが必須だ。しかし、ヘルメットというと重たくてかさばるものというイメージ。そんなイメージを覆す折り畳み式の持ち運べるヘルメットがあるのをご存じだろうか。工事現場等の安全用品のエキスパート、ミドリ安全株式会社(東京都渋谷区)が2017年から販売している「フラットメット」。会社の引き出しに入れておけるから便利と話題のこの商品に、子供用の『フラットメット キッズ』(390g・税別3,900円・2019年6月21日発売)がお目見えした。

薄いからランドセルにラクラク入る

畳めるから、軽量でコンパクト。A4クリアファイル対応のランドセルに入れて、楽々持ち運ぶことができる。収納時の幅は、辞書よりも薄い約4.2cm。開けるのも畳むのもワンタッチなので簡単なのだ。

ビニールパッケージにはフックがついているので、学校の机に下げて保管できる。もしもの時にすぐに使えることも防災用品では最重要事項。後頭部のヘッドバンドを調整すると、頭回りが47cmから57cmまで使うことができ、成長に合わせて買い替えの必要がなく経済的には嬉しいところだ。

小さくて軽いので、子どもが脇に抱えて持ち運びやすい。

パッケージから出して、まずは2箇所のひらきどめを外す。

両角をぐっと押し込むと、ヘルメットの指定位置で自動に固定される。押す力は強くなくても大丈夫だ。

後頭部のヘッドバンドをあらかじめ調節しておけば、かぶってあご紐を締めるだけでジャストフィット。小さな子供でも簡単に装着できた。

こんなに小さくて軽量なのに、厚生労働省の保護帽の規格性能試験に合格した「落下・飛来用」の国家検定合格品として認定されている。緊急時の防災に必要なものだからこそ、安全性が担保された一級品を選びたいものだ。

もしもの時に子どもの頭部をしっかり守ってくれるヘルメット。持ち歩きのぴったりな『フラットメット キッズ』が、防災頭巾から一歩進んだ、令和の時代の学校での防災の主流として浸透していくことを心から願いたい。

『フラットメット キッズ』はミドリ安全のネットショップ等で購入できる。

 

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森脇 陽子

子どもの頃からずっと新しいものが大好き。いろいろ趣味を楽しみながら、仕事、子育て、家事に奔走するワーキングマザー。埼玉県在住。

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photo by 尹 哲郎/森脇陽子

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