『やわらか保湿 ほんのり温感 マスク ふつうサイズ』湿気で温かくなる新素材トップサーモは息苦しさも同時解消!

冬場のマスクは、外した時にすごく寒く感じるので、保温効果もあるのだなと感じることがしばしば。この『やわらか保湿 ほんのり温感 マスク ふつうサイズ』はそうしたメリットをさらに強調して、ホワホワと自ら温まる新素材の不織布マスクだ。

北風が吹きすさんでいても、口元が温かいと幸せ気分になれる!?

他にもないわけではない吸湿発熱マスク。ただアズフィット株式会社(東京都中央区)の『やわらか保湿 ほんのり温感 マスク ふつうサイズ』(5枚入・実勢価格 税込約398円・発売中)は、旭化成が開発した湿気を吸収して発熱、ムレにく温かいという特色を持った「トップサーモ」という素材を作っているのが特徴。トップサーモはコットン生まれの再生セルロース繊維・キュプラ(ブランド名=ベンベルグ)とポリエステルを混ぜ合わせた技あり素材。


今までは主に寝具の中綿として使用されることが多かったトップサーモを、この『やわらか保湿 ほんのり温感 マスク ふつうサイズ』は4層構造のマスクの口に当たる部分に使用している。なので吐く息に含まれる湿度を吸収し、発熱するというわけ。冬場にはうってつけの機能だ。


素材は使い捨てマスクのほとんどに使用されているパルプ繊維を圧着させる不織布(ふしょくふ)を使用。その圧着時の接着方式によっては通気性が損なわれるので、実際に試してみないと性能がわからないのが難点だ。


この『やわらか保湿 ほんのり温感 マスク ふつうサイズ』はその不織布にも工夫があるのも特徴。エアレイド不織布という、通常水を使ってパルプをシート化する工程を空気の流れでおこなっているのだとか。そのメリットは吸水性とクッション性に優れること。確かに触ってみると不織布にありがちな紙に近い感覚ではなく、布地に近い感触だ。


マスクとしての性能は日本製フィルターを使用して、基本性能をクリア。ノーズワイヤーも備えられており、問題はない。それでは実際にその使用感を確認してみよう。

息苦しさの正体は湿気だったのか! 


約17.5×9cmのふつうサイズだが、装着感はゆったりめに作られているよう。普段大きめサイズを愛用している記者でも違和感なく使用できた。全体的に布マスクのような質感で、口に当たるトップサーモ部分の感触は実に滑らか。


装着すると優しく包み込まれるような感覚。この感覚は…、そう、自分の体温で温まった毛布を口元まで引き上げた時のあたたかさ。確かに吐く息の湿度で少し温まるのがわかるのだが、使い捨てカイロ的な暴力的な暖かさの押し付けではなくて、実にマイルドなほんわかとしたあたたかさ。プラス3℃レベル。起き抜けのふとんの温度のような抜け出したくない程よいあたたかさに満ち溢れているのだ。


そして布的な感触で4層構造となると、気になるのは息苦しさ。それが意外に大丈夫。というか、息がしやすい。記者は日頃から厚手のマスクは息苦しくなりやすいので敬遠しがちだったが、これは大丈夫。というのもたいていの通気性を誇っているマスクでも、使用しているうちに息の湿度を吸収してだんだん通気性が悪くなるもの。なので定期的に外して湿度を逃してやらないと使い続けにくいものだったが、これは違う。吸湿性が高いので、こんなに密度の高い4層構造でも乾燥状態が保たれるので息がしやすいのだ。厚い・薄いでマスクを選ぶ必要は無意味だったのだ。

 

軽くショックを受けながら、口元をぬくぬくさせながら抜群の通気力を味わう。これなら寝ている時に使用してもいいかもしれない。とはいえ温感は冬だからこそうれしいもの。夏場にはこのパターンで通気性のいい冷感タイプを出していただきたい。

 

 

オススメ度:(絶対におすすめ)
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記者

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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