赤ちゃんと検証! エルゴベビーの授乳クッション『ナチュラルカーブ・ナーシングピロー』は想像以上に快適

これまで前のめりになっていた姿勢が改善されて首こり・肩こりが軽減された!

 

『ナチュラルカーブ・ナーシングピロー』は、第一印象でまずこのクッションの厚みと固さに驚かされた。発泡スチロールとまではいかないが、叩くとポンポンっとなかなか高反発な音がする。一般的に、クッションの材質は綿やマイクロビーズの製品が多いので、ポリウレタン100%のクッションはめずらしい。

 

「こんなに厚くて固いの?」と一瞬不安に思ったのだが、この厚みと固さは使ってみるとなるほど納得。赤ちゃんの頭部が乳房に届く厚さであり、赤ちゃんの体重を支えられる固さだった。このバランスによってママと赤ちゃんが正しい姿勢で授乳できるようになり、ママの背中への負担が軽減する。前のめりにならないので、首コリや肩コリも防げそうだ。

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実際に『ナチュラルカーブ・ナーシングピロー』に娘を乗せて授乳してみると、娘の身体のカーブにぴったりとクッションが沿っていて、とても居心地良さそうにおっぱいを飲んでいる。

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固めの材質が安定感につながっていて、形状がしっかりフィットしているから安心感があるし、自分の腕だけで娘の体重を支えなくて良いのでとてもラク。私自身も背筋が伸びてまっすぐな姿勢をキープできるし、首や肩そして背中がいつもより自然な体勢で過ごすことができた。これはかなりうれしい!

 

さらには、ふかふかの授乳クッションを使ったときよりも娘の体重が適度に分散されて軽く感じた。生後3カ月になると体重は6kgを超えるので、授乳中も腕や膝にずっしりと重さを感じるのだが、『ナチュラルカーブ・ナーシングピロー』を使っているととても快適でリラックスできた。

 

基本的には、イスやソファー、ベッドに腰かけながらなど座った態勢で授乳するには申し分ない一方、ママが小柄な体格の場合は、畳にあぐらをかいての授乳などでは少々厚みがありすぎるような気がした。また、赤ちゃんを太ももに乗せて上体を立てたまま授乳するフットボール抱きといわれる授乳スタイルでは使用不可なのは大方の授乳クッションと同じ。あくまでママが座った姿勢での授乳の快適性を追求したクッションだ。

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気になる衛生面も、チャックを開けてカバーをはずせば洗濯機での丸洗いが可能。(ただし乾燥機能は使用不可)別売りのピローカバー単品もあるので、柄違いを用意しておくと便利。

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ピローカバーはブラウンとイエロースワールの2種類を展開。

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どちらもインテリアを損なわない大人っぽいデザイン。カバーはビロード風で手触りが良いし、毛羽立ちや引きつれが起こりにくそう。

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総合的に見て「これはものすごくいいぞ」と実感しつつ、あえてひとつだけ弱点をいうならば、このクッションは片手で持ちにくいというところ。ビロードタッチのカバーはとても手触りが良く娘も気持ちよさそうにしていたのだが、ただでさえ厚みがある上にさらさらしているのですべって片手で持てなかった。片手で赤ちゃんを抱っこして、授乳クッションをもう一方の手で引き寄せてセッティングする場合、つるっとすべるこの持ちにくさはストレスになる。使用感は申し分ないので、ここだけが残念。

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とはいえ、これまで前のめりになっていた姿勢が改善されて首こり・肩こりが軽減されたことは確か。これまでに使用した様々な授乳クッションの中で最も快適に使用でき、満足度はとても高かった。

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エルゴベビー『ナチュラルカーブ・ナーシングピロー』は、エルゴベビー正規総代理店・株式会社ダッドウェイより販売中。税込9,720円。正規品取り扱い店舗は公式WEBサイトでチェック。ノーブランドの授乳クッションでも7000円前後するものも多いので、この快適性でこのお値段は決して高くないと感じた。これから授乳クッションを用意する人、今の授乳クッションに不満がある人にはぜひおすすめ!

 

 

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイトはこちら

記者

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椿 景子

30代女性。年間1000点以上の菓子・ドリンク類を試食するスペシャリスト。兵庫県出身、マンション暮らし。

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