これはレトロ。昭和の喫茶店の味!マイナーチェンジした明治『喫茶店コーヒー』に感じる複雑な想い・・・

治から発売されている『喫茶店コーヒー』という名の紙パック入りのコーヒー、実は昨年も夏季限定で発売されている。パッケージのデザインなどが少々異なるが、今年もまた発売された。これを飲んでみての率直な感想は、なかなか複雑だ。明治『喫茶店コーヒー』、あなたはどう感じるだろうか。

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昨年発売されていたパッケージと比べると、今年のパッケージには、「コク深い味わい」という文言が付け足され、「クリーミーな味わい 専門店の美味しさ」という表現がなくなって、「北海道産生クリーム使用」に置き換えられている。それはともかく、さっそく飲んでみると、第一印象は、「これは昔懐かしい喫茶店のアイス珈琲の味だ」というもの。

本格的な気分を醸し出す軽い酸味。そしてコクのあるミルクの味。この手の飲み物にしては、さほど甘味は強くなく、ちょっとガムシロが入った、昭和の時代の路地裏の小さな喫茶店で飲むアイスコーヒーそのものだ。そういう意味では、喫茶店で飲む「アイス珈琲」の味の再現に、この商品は見事に成功している。

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しかし、記者はここで考え込んでしまう。この商品は、一体何を狙っているのだろう。昭和の味を知らない若い人が新鮮に感じて買うことを狙っているのか、それとも、コーヒー好きの中高年がレトロな味を懐かしがって買うシーンなのか。前者だとしたら、若い人はこれを新鮮な美味しさと捉えるだろうか?後者だとしたら、彼らはコンビニの紙パック入りのアイスコーヒーを果たして買うだろうか。「喫茶店」という言葉に、それほどの引力はあるのだろうか。

ナポリタンや厚切りトーストなんかがランチで出るような、場末の小さな喫茶店で、この味のアイスコーヒーが出ると、いかにもという感傷に浸れるが、これを今あえて再現し、現代の販売チャネルで発売する明治の思惑がどこにあるのか、今後の市場の反応から見極めてみたいと思う。500ml入り紙パックで、メーカー希望小売価格税別131円。

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記者

渡辺 穣

渡辺 穣

50代男性。元日経トレンディ副編集長。アウトドア好きで、八ヶ岳山麓に暮らす。文具、IT、メカもの、サイエンスものが好き。

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